曇天だけど山岡岩村三郷巡り

謎解きイベントが東京で開催されることになって、その最大の目玉である、天文学的な賞金がゲットできる(かもしれない)企画に参加できる権利が抽選で当たったというので、これはもう何が何でも東京に行って天文学的な賞金をゲットしなければならんぞ、ここで東京は遠いからとかお金がかかるからとか仕事があるからとか言い訳言って、行かずにいたら、必ず一生後悔することになるのは明確であるとこれまでの人生を振り返ってそう確信しておるので、松本零士先生も「男にはどうしても行かねばならん時があるのだ」と仰っておるんだから、行くことにしたのであった。そして、東京往復新幹線という莫大な費用のかかるルートを選択し、朝3時に起きて東京に向かった。そしたら、バイクなら41号線をかっ飛んでも下呂止まりなわずか1時間46分で東京に着いた新幹線おそるべし。そこから会場に一目散に向かって、謎解きの精鋭軍団集結合流したんだけど、いきなり最初の問題がわからんくて、なんせここは明治村じゃなくて東京だぜ、全然土地勘ないからさっぱりわからん、地図に何が書いてあるのかもわからん、もちろん、デフォルメされた宝の地図なんで、その比喩されているものが何か、どうやらコレがあれでアレがこれらしいなんて気がついた頃には時は遅く、アレがこれな時にコレがあれなところに集合せよなんて意味不明の問題文が送られてきて、訳がわからんもんで、争奪戦ゆえに何万人も参加してる訳なんだが、答えがわかった連中が移動して行くのに着いて行くという、コバンザメ商法で集合場所に向かって行くと、次の問題がもらえて、それをあちこちに隠れている妖怪に報告すると次の問題のヒントがもらえるとかなんとか、もうこの時点で何やってるのかわからなくなったので、あとは軍団の精鋭たちに任せて、言われたことやって、ついていくしかないので、会場をひたすら走り回り駆けずり回って手がかりを探して、クタクタもう死にそう、そしたら精鋭部隊長に集合サインが出たもんで集合したけど、答えをもらう館がもはや何万人の参加者が大行列で、これはドラクエの新作発売ですかプレステの発売ですかWindows95の発売ですか状態、行列を乗り越えて最終地点へようやくたどり着いたら、係員「あ、もうとっくに終りましたよ」コレを骨折り損のくたびれもうけと言わずなんというのだ。賞金ゲットどころかクリアもできへんかった。無残な敗北に打ちひしがれて口から出るのは負け犬の遠吠えの呪詛だけであった。でも東京に行けたし、色々観光できたし、うまいもん食ったしまあいいか。しかし残念だなー賞金をゲットしたら、最新型のゴールドウイングと最新型のカブを買うつもりだったのに、クソ、どうしてくれよう、そうだ、ツーリングに行こう! ということでツーリングに行くことにした。

そんなわけで、東京遠征のお疲れ休みに有給を取ってあったので、その日にちょっとツーリングに行くのだ。決して、東京遠征で疲れちまったなーもうかったるくて会社行く気になんねえなー、よし、休んじまお、とか言ってズッコしたわけじゃ無いよホントだよ。それで、朝5時ごろ目が覚めたんだけど、体力温存のためもうちょと寝ようかなどと思ってたら、ひかるちゃん(雄猫3歳)がゲボッげぼっと毛玉を吐きまくってたもんで、慌てて起きて、吐出物を掃除しなきゃいかんくなっちまって、結局、そのまま起きて、そんで、まっちゃん特性ドーンコメッツ風オムレツを食ったら、家の掃除をやってから行く約束だったんで、掃除を始めて、テキパキと済ませたら、実家に行って東京土産の東京ばな奈(季節限定モンブラン味)を食いながらカルディのコーヒーを飲んで、それからようやく出発となった。家に帰って、天気予報は陽気が良くなるなどと言ってたが、もう騙されんぞ、ほぼ完全冬装備で実家新型ガレージから、夏のロングツーリング以来の旗艦CB1300SFライアン・ストーン号を引っ張り出すと、エンジン一発始動で出撃した。

まずはガソリンだ。前回は会津から一気走りで400キロ走ってたから、燃料計は残量警告が出てた。いつものコスモ石油に行くと、給油機の前にバイクを止めてレギュラー満タンに入れたら16リットルちょっと入った。気になる価格はリッタ−155円ですよ。馬鹿高ですよ。コレでも会員価格割引き価格ですよ。ふざけるなよ何とかしろよ、国は何やってるんだクソ。消費税10パーセントだってのに、ガソリン税下げろくそ。

などと文句を言っても始まらんので、コスモ石油をでたら19号線を多治見方面に向かった。どこに行くかまだ考えとらんのだよ。このところ高山方面ばかり行ってたから、ちょっと違う方向に行こうと思ったんだけど、平日の19号線は工事も多いし、中津川で事故やってるらしいので、それなら出てきた時間も遅いし、近場で、そうだ岩村あたりがいいなよし決定そちらへ向かう。

19号線を多治見土岐瑞浪と進んで、小里ダム方面に走って行く。平日なんで国道19号線は仕事の車で混雑気味で流れが悪いが、枝道に入ったら流れは良くなった。ダム建設に使われて今は一般道になってる高度な陸橋を走って小里ダムの近くの道の駅山岡に寄ったら、休日は満員御礼な道の駅なのに、今日はガラガラだった。平日だなー。日本一の水車が止まってた。点検中だそうで、作業員の方が何人も忙しそうに仕事してた。なんかそんな忙しそうな人の横でボサーっと止まった水車を眺めてて申し訳ない。腹減ったんでなんか食えんかと思ったけど、まだ営業前だからみたらしとか五平餅しかなかったんでやめた。某テレビドラマのおかげで五平餅は大人気らしいけどな。

道の駅山岡をでたら、岩村に向かって走り出す。天気予報は互選中晴れで午後から曇り夜は雨と言ってたけど、全然晴れてこないぞ。曇ったままだ。ほぼ冬装備で来て正解の気温は14度16度。ほぼ冬装備でも寒かった。山の中の道でも平日なんで工事はやってたから2箇所で片側交互通行だった。最も交通量が少ない道なんで、交通整理の警備員は暇そうにスマホいじってた。

そんな感じで岩村まできた。晴れないからテンションはダダさがりのまま、岩村のお役所の駐車場にCB1300SFを止めた。お役所の駐車場は観光客向けの駐車場でもあるんで、観光バスが2台も止まってた。女城主岩村と大正村ツアーみたいな観光バスかな。バスの運転手が運転席に持たれて寝てたよ。バスの運ちゃんは疲れるから大変だね。それから、岩村の昔の町並みを歩いたんだが、平日だもんで店は半分くらい閉まってた。やってるのかやってないのかわからん店もいっぱいあるから、ひょっとして休日に来ても同じ感じかも、岩村では最も有名な松浦軒さんは頑張って営業してたよ。栗きんとんに栗羊羹いかがですかーと販促してた。気になってるパン屋さんがあったんだけど、月火水休みでした。うーん、ガッカリ。

まっちゃんから「蕎麦でも食べて早く帰ってこい」と連絡が入った。「帰って来たらエアコン掃除な」そうだった、エアコン掃除しないかんかったな。よし、蕎麦食って帰ろ。曇って晴れてこないし。そうと決まったらバイクに戻って、一番近くなそばの美味しい店に向かった。一番近くてそばの美味しい店といえば、某元BMライダー現PCライダーの強く推奨する道の駅らっせいみさとだ。スマホナビで場所を確認し、タッタラーと走って行くと、平日にも関わらず駐車場は結構な車で埋まってた。そして、バイクも4台5台止まってた。ここまでバイク皆無だったんだが、やっぱり平日バイクいないなーと思ってたんだが、ここに来て大繁殖であった。平日休みライダーのオフ会でもやってんのか。

まさかと思いつつ。店に入ったら、そこはやはり平日、ガラガラだった。休日のこんな時間に来たら間違いなく名前を書いてお待ちくださいなのに、空いてますからお好きな席へどうぞーなのであった。そういう点だけは平日は良いな。まあ、店が休みでやってないとかいうこともあるけどな。普通にかけそば定食を注文した。本当はざるそばがいいけど、サラダそばもいいけど、寒かったんで温かいそばにしました。店内を見渡すと、埋まってる席は全部ライダーだった。もうね、ライダーって一眼でわかるよね、服装ですぐわかる。みんなくたびれたライディングジャケットだもん。くたびれたってのがポイント。全員、おっさん通り越してジジイ一歩手前ライダーばっかり、定年退職後の楽しみで走ってるから平日でも全く問題ないみたいな状況だな。かくいう己も、もちろんくたびれたウン十年くらい着てるレザーのジジイ手前ライダーだぜ。文句あるかクソ。人生は不条理だ、やりたいことはやれ、これがオレたちライダーの信条なのさ。

そばが来たので早速インスタ映えさせて、某ライダー氏に送った。仕事だろうから返事は期待してなかったんだけど、即レスついた「らっせいみさと」と見事に場所を的中させて、それからあーだこーだとやりとりしながら日本経済の行く末を案じるのであった。久しぶりのらっせいみさとのそばはやはりうまかった。食ったらもう帰るぞ。

国道19号線を避けて県道66号で帰って来た。帰って来たらエアコンの掃除をした。

本日の出費

かけそば定食 1030円

本日のCB1300SFの走行距離 120キロくらい

累計のCB1300SFの走行距離 24220キロくらいかな

sunshinebreakthrough

You're runnin' through my vein You're my sunshine

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