何度目だ高山本命中華そば

ちょっと前に車にガソリンスタンドで給油した時に、ガソリンスタンドのにーちゃんが「お客さーん、この車のタイヤまずいっすよーもうヒビ入ってますよーこれねーもう危ないっすよー」と言いながら早速パウチされた販促物を出して「今ねーちょうどタイヤが安いんっすよーもう変えちゃいましょうよー」と強くクロージングをかけてきたので、これだからセルフじゃないガソリンスタンドは困るんだよなーと思いつつ「ゴメン、タイヤは買うところ決まってんだよねー」「えー、どこですかーどこで買うんっすかー値段は自信あるんですけどねー」「いつもAKタイヤさんで買ってるんだよ」「あ、そうっすか、AKタイヤさん」にーちゃんガックリしてあっさり引っ込んだもんでこっちがびくりしたよ。実際、タイヤはやばいことはわかってるもんで、諸事情で(バイクのタイヤ交換を優先してたわけではないよホントだよ)先延ばししてたけど、この機会に交換することにして、時間が空いたちょうどいいタイミングがあったので、AKタイヤさんに電話して「今行ったらすぐできますか?」「できますよ」との答えだったんで行った。店員さんが出てきて「この車ですね、タイヤはふむふむ」とタイヤサイズを確認したら「中でお待ちください」と在庫を見に行った。中で待ってたら店員さんがきて「今オススメはこのタイヤですね」とヨコハマタイヤのブルーシティーだったかソルジャーブルーだった名前のタイヤをススメてきたので「ヨコハマタイヤとはノーマークだったな」「他の見積もりも出しましょうか」「はい」ちょっと待ってくださいと言って、しばらくしたら一覧表を作って持ってきた。ブリジストンやダンロップほか一目で何がどうなのかわかるタイヤ見積もりだった。で、いろいろ話を聞いたら、ブルーナンタラがやっぱり一番良さそうなので「じゃあそれ頼みます」と交換作業に入ってもらった。待ってたらお客さんが来た。コンパクトカーの夫婦だった。さっきの店員さんが対応して「この車ならこれですね」「これとこれならどっちがいいかなあ」「こっちがオススメです」「こっちかーこっちはダメかなあ」「こっちはアレでコレですからね」「アレでコレ」「そうです、だからその点はご理解していただかないとクレームになったりするといけないので」「うーんそうかータイヤだからなーから安全第一だよなー」「そうですね」「じゃあそれにしてもらおうか、予算オーバーだけど仕方がないな」旦那さんがブツブツ言ってたけど横で奥さんが「あんた何言ってんの、命を乗せてるんだよ、そんなモノにケチケチすんじゃないよ!」と一喝してて、どこの夫婦もおんなじだなあと思った。次の客が来て「注文してたタイヤきたみたいだから交換しに来たんだけど、予約表忘れちゃったよー」「お名前を」「ナンノタレベエ」「タレベエ様‥‥あ、わかりましたはいってます、次の次に作業しますからお待ちください」と実にシステマチックにテキパキこなしていくのであった。ブックオフで買ったクラークを読んでたら、何ページも読まないうちに「できました」「はやっ」「いくら万円です」「カードでもいい?」「もちろん」「ではカードで」と決済をして新品のタイヤが装着された車に戻ると、ピカピカの新品のタイヤというだけで新車になったような感じで、いいんでないかい。実にいいんでないかい。乗って走り出したら、ナニコレ、全然乗り心地違うじゃん、やっぱりタイヤはいいタイヤを選ぶべきです。よし、この調子でツーリングに行っちゃうぞ。ということでツーリングに行くことにした。 

先週は黄金週間、前代未聞の10連休超特大連休ということでそれに改元も加わって、日本全国狂乱怒涛のお祭り騒ぎだったもんで、観光地はどこもかしこも通勤ラッシュの京浜鉄道みたいな状態だったんだけど、評論家がしたり顔で日本のバカンス下手が如実に表れている事情であり、会社でも通勤ラッシュ休みの日にも観光ラッシュで疲れが取れるわけがない、こんな休み方をいつまで続けるのかアホか、などとのたまっていても、みんなと同じ横並び政策が性根に染み込んでる日本国民にいくら言っても戯言なのであった。そんなわけで、今週末はもうちょっと沈静化してるかなあと思いつつ、どこへ行くべきかと脳内ナビを検索してたら、このところ岐阜飛騨方面ばかりだったので、そろそろ長野方面に行ってみようか、やっぱり冠雪の御嶽山を見ておくべきだと思い、そういえばテレビでやってた、いつも19号線を走ってると木になる食堂SSってのがあったんだけど、ついに取材が入ってて、結構良さげな昭和ドライブイン型レトロ食堂だったんで、そこで飯食って帰ってこよう、よし作戦は決まったぜ、と思って天気予報を見たら長野方面は午後から所によりにわか雨か雷雨があるでしょう、だとさ。上空に寒気が入って不安定な気候になるらしい。飛騨岐阜方面もその影響を多少受けるみたいだけど、雲が広がるくらいで雨は大丈夫みたいだったので、そうなると、高山に行くことになっちゃうんだよ。41号線ガンガン走って高山ツーリング、何度目だ高山。行くところが決まったんで、当日朝5時に起きて、まっちゃん特製クラッシュトマトトーストを食って、トマトじゃないよタマゴだよ、え、タマゴか、聞き間違えた、まっちゃん特製タマゴトーストを食って、真夏日になるという最高気温予想が高山でも27度、こうなると装備はどうするべきか、フルレザーは暑い、しかし、メッシュではまだ早いから寒いぞ。仕方がない、フルレザーで暑さを我慢することにしよう。この時期はこうなるのは必然である。そのような装備で実家新型ガレージから旗艦CB1300SFライアン・ストーン号を引っ張り出すと、エンジン一発始動! 吠えるHONDAインラインフォア! 今日も絶好調だぜ、行くぜ! 

まずはガソリンだ。今日も高山往復300キロだから満タンにするのだ。いつものコスモ石油に行ったら、コスモ石油のある交差点ではおまわりさんが3人も出張って交通整理してた。そういえば朝のニュースで、春の交通安全運動が始まりましたって言ってたな。その関係で、こういう大きな交通量の多い交差点におまわりさんが立ってるんだな。大変だなあ。と思いつつ、見てたら信号の変わりっぱな、サーっと交差点の中心部に駆けて行って、メジャーで距離の測定をして、戻ってきてバインダーに挟んだ書類に書き込んでた。あ、事故処理かよ。よく見たらコスモ石油には車もないのに突っ立ってる人が2人いて、おまわりさんがその人たちに話を聞いてた。そういうわけか。なんか事故が多いよな。気をつけようと思います。気を取り直して給油したら、13リットルくらい入った。問題の価格はカード会員メール会員割引に前回レシート割引のトリプル割引をしても140円という神を冒涜するのかと言わんばかりに絶賛高騰中なのであった。レギュラーだぜ。かつて90円台の時代があったなんて、都市伝説じゃないか口裂け女じゃないかみたいな時代になっちまったなあ。こりゃ景気も滞るワケだ。ああ、某アイムソーリーほかその一味は経済絶好調空前絶後の好景気だと疑ってもいないお花畑脳みそなんで、いやー多分ギャグで言ってるんだと思いますけどねーまさか本気で言ってるワケじゃないですよねーお願いしますよホンマ。 

ガソリン満タンでコスモ石油を出た。19号線を多治見方面に走っていく。この時間、道路脇の電光掲示気温はすでに20度を示しており、すでにちょっと暑いかも知んないなのであった。これは困った、このままドンドン気温は上昇する一方で、下がることはないんだから、この格好で出てきたのは間違いだったかなーなどと思うのだが、今更遅いので覚悟を決めて走っていくのだった。なんとかなるさ。 で、多治見市内からいつものように小泉駅短縮ルートで国道248号線に入った。いつもは寒いから幹線道路を回避してたけど、今日は暑いから、ガンガン走れるから、248号バイパスをかっ飛んでいくのだ。ガンガン行くぜ誰にもオレを止められないぜー。途中、大きな駐車場のセブンイレブンが潰れてテナント募集に看板が虚しく貼り付けてあった。ここって結構車入ってたセブンイレブンだから儲かってるのかと思ったけど、潰れちゃったな。色々見えない事情があるようで、ひょっとして24時間営業に対応しきれなかったのかもしれん。しばらく走って行ったら対向車線にセブンイレブンがあって、そこはしっかり堅調に営業してた。セブンイレブン恒例の近隣集中出店の影響だったのかな。何しろコンビニを取り巻く事情は厳しい一方である。ユーザーもわがままを言うことに慣れちゃってはいけないんである。反対車線は入りにくいから進行方向に欲しいよねーなどと言える場合じゃないんである。 

とかなんとか行ってたら木曽川超えて美濃加茂市に入った。そこから県かつては国道41号で今は県道になっちゃった道を走っていく。黄金週間が終わったせいか道は快調に流れているから実に気持ちいい。クーいい感じだぜ、などと走っていくとジョーが待ち構えていたりするから気をつけよう。などと言ってたら、対向車線にはクラウンアスリートのパトカーが連続で走り去っていくのであった。ヤバイヤバイ、あんなのに追いかけられたら逃げおおせないぜ。いくらHONDAが最強でも国家権力には敵わん。 川辺で国道41号線に合流した。ここからも快調に走って、いつもの休憩ポイントの七宗の道の駅も今日はスルーしてドンドン走っていく。で、山岳地帯に突入したら、急激に体感気温が低下して、涼しくなってきた。トンネルの中はちょっと寒いくらいだ。やはりフルレザーで来て正解だったな。まかり間違ってメッシュできてたら凍ってたぞ。 

調子よく走って飛騨金山のデイリーヤマザキまでやって来た。ここで休憩するのは久しぶりだな。ナナコカード時代に突入して、セブンイレブン至上主義になっちゃったもんで、他のコンビニに入りたくなかったんだけど、この辺りにセブンイレブンがないもんで仕方ない。この辺りにセブンイレブンを作ってくんないかなーなどとわがまま言うななんて言ってた口がもうこんなこと言ってるよ。バイクを店に前に止めて、店に入ったら満員御礼だった。暑いかと思ったけどそこそこ涼しいので、冷たい飲み物を避けてホットレモンを買って飲んだ。天気はサイコーに良くて、空気も澄んでるようで山が遠くまできれいに見えるのだった。まさしくツーリング日和であった。バイクもいっぱい走ってるのであった。コンビニの駐車場で見てただけでもビーエムやらハーレーやらの舶来バイク組から国産旧車グループやらオフバイクグループやら走っていった。ソロライダーも何人か走っていた。みんな装備がマチマチだった。革ジャン革パン重装備のライダーもいたし、TシャツにGパンと言う軽装なライダーもいた。選択の自由だが、暑さ寒さは覚悟しないかんなー。 

コンビニを出たら、再び41号線を走っていく。調子よく走って行ったら、トラックに追いついた。ちょっと特殊なタンクを積んだトラックで、重そうでペースが遅い。調子よく走って来たのに、ここでペースダウンかよ、と思いつつ、仕方がないから後について走っていたが、だんだん臭くなって来て、一体なんのガスだ苦しい息ができない、とトラックを見たら、天につきたつようなゴンドラの後ろにあるマフラーから白煙がもうもうと出ているではないか。オイル燃えてるじゃん、くっさー、ダメだ息ができん死ぬ。下呂の交差点で信号停止したことをいいことに、すり抜けて前に出て、なんとか毒ガスを吐き出すトラックから逃げ出すことに成功した。これ以上あの後ろを走ってたらマジで命の保証はなかったぜ。悪いことは言わん、早く治した方がいいと思います。ああ、でも会社の経営が厳しいから修理の費用が捻出できないのかも知れん。トラック業界は風前の灯らしいからな。そんなことも我関せずと、今日もアマゾンでポチってるのは誰だ! すいませんぼくです。そんなことでいいのか、いかんいかんぞ。今後はやはり松坂屋北館4階のヨドバシで買い物をしましょう。あのね、欲しいのはね、リコーの‥バキドテグシャ(まっちゃんの必殺技飛び膝蹴りパンチが炸裂する音) 

そんなこんなで道の駅なぎさまでやって来た。恒例の温度表示は28度でした。でもそれほど暑い感じはなかった。風もあるし、割と空気が乾燥してるような感じだな。日本の夏が暑いのは湿気が多いからなんだよね。高温多湿なんだよ。だから日本の家屋は湿気が逃しやすい開放的な作りが多かったんだよ。でも今の家は密閉型だから湿気がこもってカビが生えるんだよ。それでいろんな病気になるんだよ。そこでお客さんにはぜひこれを…なんて色々インチキくさい商品を販売して来るから気をつけましょう。でかいハーレーの横に止めて、ちょっと休憩してたら、新たに入って来た軽自動車が、出て行こうとするでかいセダンとぶつかりそうになってた。見てたら、どちらも今話題の高齢者ドライバーで、すごかったのは、どっちもぶつかりそうになってるのに譲るどころか、双方全然気がつかないまま行っちゃったってこと。たまたま運が良かったからぶつからなかったけど、ちょっとタイミングがずれてたらもろ激突してたよ。マジこえー。これが車じゃなくて歩行者だったら、えらいことになってたぞ。気をつけよう。いや気をつけようってどう気をつけるんだよクソ。 

の駅をさっさと脱出して、トンれる工事も一段落した宮峠を越えて高山市街地に入った。先週とは打って変わって静けさを取り戻していたよ。先週は異常なくらいに車の渋滞人の渋滞が凄まじかったもんな。それに比べて今日は平和だ。いつもの空町駐輪場に行くと、車は満車だが、バイクはまだ空きがあったので止めた。駐輪場の管理人さんが出て来て「ここは無料ですから、ゆっくり観光して来てくださいね、ここは無料ですから、ここだけですよ無料は」と無料であることを連呼するので「ええ、いつもお世話になってます、ここがあるおかげで市内の観光できるようになりましたからね」と話したら「そうですかそうでしょうそうでしょう」とうれしそうだった。 

高山市街は暑かったが、革ジャンを脱ぐわけにもいかんので着たまま目的地まで歩いて行った。他のバイクにはライディングジャケットがヘーキで置いたままになってたけど、日本はまだまだ治安が維持されてるなあ。マネできんけど、だってこの革ジャン、ウン十年前に買ったんだけどウン十万円するんだよ。置いとけん。ということで着ていくのであった。 

テコテコ歩いて目的地まで、迷いつつ、やって来た。目的地の中華そばの店は、昨年3月に初めて来て以来、美味かったからまた来ようと思ってたお店である。店の名前を忘れて場所も忘れてわからへんかったもんでこれへんかったのだが、今日はマジで探して見つけたぜ。開店前に着いたのでちょっと待ってた。そしたら3人組の若い娘が来て、同じように開店待ち体制になって「ここのお店美味しいらしいわよ」「どれにしようかしら」「これにしようかしら」などと姦しいので「お嬢さん方、ちょっと静かにしてくれないかな」とハードボイルドに言ってやったら「まあ、なんてカッコいいライダーさんなのかしら」「私たちノックダウンだわ」「もう好きにして」なんて言われちゃったりしてーと妄想しているのであった。なんせヘンタイライダーなのであった。だって待ってる間、ヒマなんだもーん。 

ようやく開店した。どうぞーと女性の店員さん奥さんかな娘さんかな案内されて、この前座ったカウンター奥の席に座った。「大将お久しぶりです」と言ったけどわかったかなーわからないよなーなんせ1年以上前の話だからなーと思ってたら「その革ジャンは一回見たら忘れないよ」と覚えてたようで「もう1回来るつもりだったけど、店がわからなくて来れなかったですよ、やっと見つけましたよ」と話しが盛り上がってんでよかった。前回と同じ、中華そばとチャーシュー丼を頼んで食ったら、やっぱ最高に美味かったよ。ここの高山そばが一番美味いと思う。これからはここを拠点としようと思います。大将に「美味かったです最高です一番美味いです」と言ったら「いや、まだまだですから」と実に味を極める職人さんらしい言葉なのであった。 

それからいつもの珈琲屋さんに行った。前回は黄金週間ということで割と混んでたけど、今日はお客さんは誰もいなかったんで貸切でした。「ブレンドください」とそろそろ常連っぽく注文して、相変わらずクリアでソリッドな味を楽しんだ。 

高山そばとコーヒーを味わったら、高山脱出である。暑いから、涼しいルートで帰りことにしよう。そうである。せせらぎ街道である。またしてもせせらぎ街道である。飽きないんかと言われると、飽きないよな。この時期にしか楽しめないからな。走れるときにたっぷり走ろう。高山陣屋を抜けて国道158号線からせせらぎ街道に入った。ガラガラで素晴らしい。快走できるのであった。バイクはいっぱいだったけど。ジョーもいたけど。せせらぎ街道はかっ飛び禁止なんで、だってジョーがウヨウヨいるからさ、そこそこの速度で走りを楽しむのであった。 

恒例の道の駅パスカル清見も寄りましたよ。またしてもパスカル清見かよというご意見最もですが、せせらぎ街道とセットになってるもんでね、バンドル販売みたいなもんで、切っても切れない仲だもんで理解よろしくお願いします。今日は黄金週間ほどバイクは多くなかったけど、それでもたくさん止まってた。

 標高も高く山の中だから涼しいので気持ちよく走って行ったけど、郡上八幡まで降りてきたらだんだん暑くなってきた。関まで戻ってきたらもはや真夏日であった。セブンイレブンに寄って水分補給しつつ、41号線を帰ってきた。心配してたにわか雨や雷雨には遭遇しなかったのでよかったです。 


本日の出費 

ホットレモン 135円 

中華そばとチャーシュー丼 1100円 

カフェオレビター 128円 


本日のCB1300SFの走行距離 300キロくらい 

累計のCB1300SFの走行距離 25820キロくらいかな

0コメント

  • 1000 / 1000