七宗の御嶽山を望む峠の桜

2月が季節外れの温暖化で、これはもうこのまま春になるんだ温暖化なんだと思ってたのに、3月は再び冬到来の、これがこれこそが地球温暖化の脅威なのだとCO2を目の敵にしてる科学者の方々が狂喜乱舞しそうな異常気象で、人間ってのは甘ったれた存在で、一度暖かい時期を経験してしまうと、ちょっと寒くなったくらいでもうダメだもうダメなんだバイクなんか乗れないよーと、マジ嘆かわしいわ、ライダーなら寒くても走らんかボケ、こたつに負けてどうする! 立て立つんだジョーbyハタ坊(PARCO三か坊主日めくりネタ)なのであった。その反動なのか、4月に入って再び暖かくなってきた。この反動でこたつに丸まっていたライダー魂が目覚める時が来たようだぜ。行くぜ誰にもオレを止められないぜぇ〜。

そんでもって、どこに行くかという話だが、この気温なら待ちに待った飛騨方面解禁でしょう。そして、この時期、満開の桜をねらて行くしかないでしょう。なんかいいネタないかと思ってたら、某動画サイトで「この春行くべき岐阜の穴場スポット!」とか「飛騨の桜名選!おすすめ10」とか「必見!飛騨の名勝地」とか、「必見!マロンちゃんの温泉レポート!」とか見てたら、下呂と七宗の間の峠に御嶽山と桜がコラボできるとんでもない絶景スポットがあるらしい。これはここに行くしかないでしょう。まさに春桜の時期に行かないで、いつ行くというのだ! 桜無くして山河あり!(意味不明)

ということで、当日は朝チョー早く起きて、色々やるべきことをやっつけたら、まっちゃん特製具沢山スペシャル豚汁朝食セットを頂く。うまうまなのであった。これでエネルギー充填120%だぜ。最高気温予想に合わせて、春夏装備で行くぜ。秋冬はヒートテック、春夏はエアリズムなのである。気温に合わせて脱いだり来たりできるように、エアリズム3枚重ね、これぞライダーズユニクロレイヤードファッションだぜ。準備万端で実家新型ガレージに行くと、最強CBR600RRを引っ張り出す。エンジン一発始動! 唸る(以下略)吠える(以下略)

まずはガソリンを入れよう。いつものコスモ石油に向かった。給油機の前に最強CBR600RRを止めると、ハイオク満タンに入れる。150キロ走って8リットル入った。この前走ったのは正月ツーリングだったけ? 行き先は湯の山温泉だったっけ? そこそこ走ったんだが、あんまり伸びてないのは冬だったからなかあ。ルート的にはゴーアンドストップが多かったからな。しかし、ガソリンの値段、これどうよ。ついにハイオク172円だよ。170円台になっちまったよ。泣けるぜ。

満タンになった最強CBR600RRで国道19号線に出ると、多治見方面に向かった走り出す。すでにこの時間でも気温は12度くらいになっていたので、春夏装備でも全く寒くなかった。意外だ。もっと寒いのを覚悟してきたのだが、いや、山のほうに行ったら話は別かもしれんまだまだ油断できんぞ。気合い入れていくぜ。内津峠を越えて、いつもの池田町交差点を曲がる小泉ショートカットで旧248号線に入ると、可児市に入った。久しぶりにこのルートを走るが、多分、かつてイタリアンレストランがあったところに焼肉きんぐができてた。ガソリンスタンドのマクドナルドの後にはお店は入ってなかった。ダジャレの名前のパン屋はまだお店はあった。高級パンもそろそろブーム終焉だからもう無くなってるかと思ったけど、意外にしぶといな。ユニーがピアゴになってドンキになった店は相変わらずドンキだった。横断幕のオンパレードな某高校は、今季は横断幕が少ないように見える。そういう時期なのかな。いつもより時間が早いせいか、道はガラガラ、この陽気なら観光客のタラタラ車がいてもおかしくないが、今日は全然いないので、快調に飛ばせるぜ。

こうして、川辺で国道41号線の合流地点までやってきた。ここのセブンイレブンに入って水分補給をしよう。駐車場にバイクを止めて店に入った。思ったほど寒くなかったとはいえ、まだまだ冷えた飲み物を飲めるほどの気候ではないので、やっぱりバイク乗りのこの時期の飲み物はまだまだホットなんだが、しかし、世間一般的にはもはやコールドの飲み物が大多数を占めるのは明白で、どの世界でもそうなんだが、少数意見は無視される多数決の民主主義というただの数の暴力で、抑圧され迫害された人民はテロに走るのは歴史が証明しているのであった。くっそー、ホットがなかったら何にも買わずに出てってやるぜ。クックック、どうだ恐ろしいだろう、謝るなら今のうちだ(いや、謝ればいいのか、っていうか誰に謝るんだよ)しかし、なんということでしょう、さすがセブンイレブン、わかってるぜ。時代の最先端をいく単品管理による的確な市場調査に基づく品揃え、アサヒ飲料の白湯が並んでいたのだ。早速それを買って飲んだ。やはり水分補給にはウォーターだぜ。

飲んだら国道41号線に合流して、一気に加速、最強CBR600RRの本領発揮でぶっちぎりでいくぜ。でも、この先の道がよくわからんから、道の駅で止まってスマホを見なければいかんのだった。ちょこっと走って道の駅七宗だ。そこに入って、バイクを止め、スマホのマップを見てルートを確認した。いつもこの先で橋を渡って飛騨の山々を抜けるルートに入るのだが、今回は七宗市街に入るルートを進むのだ。実はこのルート、国道避けの抜け道なんだけど、全然走ったことがない。いや、全然ってことはないけど、ほとんど走ったことがない。そこで、念の為もう一度スマホで確認したのだ。普通に進んでいけばいいみたいだな。よしダイジョーブだ。問題ない。いつも問題ないと思っても問題ありなんだけど、今の段階では問題がないから問題はないよ。よしいくぜ。

道の駅七宗を出て、県道64号線に進むのだが、いきなり分かれ道になっててレレレのレーだったけど、思慮深く判断する時間もなく、線路を渡るほうに進んだけど、これでよかったのか? もう遅いぜ。反対方向から何台も車が走ってくるから、この交通量なら、この道が本命だな。よし、自信を持って進むぜ。ガンガン行くぜ。これがまたほとんど交通量がない、実にいい道だった。時間が早いのもあっただろうけど、実に調子よく走って、溜まった鬱憤を吹っ飛ばせるぜ、クーいい感じだぜー誰にも俺をーーーとこらへんで、トンネルに至るのだった。確か、下呂市の看板の手前で山のほうに入るんだたな。相当に山道だったから気をつけて行かなきゃならんが、果たして、トンネルを抜けると下呂市の看板、そこを曲がって一旦止まると、山の方は見事な桜が豪華絢爛満開になっていた。素晴らしいぞ。ここで間違いない。

道がかなり山道でうねうね山道で細くて狭くてうねうね道でヘアピンカーブが連続するのだった。これは対向車が来たらやばいなーと思いつつ、超スローで走って行ったのだが、幸い時間が早いせいか、あたり一体誰もいなかった。穴場スポットといっても最近はネットで情報が発信されるとあっという間に広まって穴場でなくなるこのご時世、物好き観光客が来る時間帯を避けてきたのは正解だった。途中、桜が見事なんでパシャパシャと写真を撮って、さらに登って行くと、意外にあっさりと目的地の峠の桜に辿り着いた。

正直いって、全然期待していなかった。ネットのネタなんて占いと同じで当たるも八掛け外れるも八掛けだからな。しかし、ここは違った。違ったといっても、色々な条件が揃ったからなんだろうけど、この峠の桜は嶽見桜と言って、遠景に御嶽山が桜越しで見えるのだ。そんな好機に恵まれることなどない性分なんだが、その、いわゆるつくづく不幸な星の下に生まれてなあということが多いんだが、今回は違った。なんと、遠くに、雪を冠った御嶽山が、まるで水墨画のように浮かんでいるではないか。満開直前の桜と御嶽山、これまさしく桃源郷ではないか。こんな辺鄙なところにこんな絶景が眠っているとは、いやはや、世界はまだまだ捨てたものでないぞ。あまりの神々しさにおしっこが漏れそうになってしまった。いや、体調的にシャレにならんな。

絶景を満喫してタンノンしたら、山を降りて飛騨金山で国道41号線に戻った。そこのデイリーヤマザキで2度目の水分補給をする。このお店、最近というかちょっと前というか、改装してたよね。新装開店ごに来るのは初めてだが、何がどう変わったかよくわからんかった。とりあえず、ゴミ箱が外にあったのが中に移動してた。どこもかしこも、コンビニはゴミの持ち込みに悩まされているからな。ここで名物爆弾おにぎりを食いたい気もするのだが、時間的に中途半端なのでやめておこう。色々迷いに迷ってホットレモンを買って飲んだ。見事な絶景を楽しめたので、今日はこれで帰ることにする。

帰りにHONDAドリーム小牧に寄って、ようやくオイル交換だ。

本日の出費

白湯 105円

ホットレモン 143円

本日のCBR600RRの走行距離 150キロくらい

累計のCBR600RRの走行距離 34970キロくらい

sunshinebreakthrough

You're runnin' through my vein You're my sunshine

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