聖地巡礼とサーロインは飛騨古川

相変わらず謎解きをやってるんだけど、以前は明治村のようなテーマパーク内での謎解きや、あるいはショッピングモール内での謎解きが主だったのに、今では町おこしに利用してるのか、市町村で謎解きをやってるところも出てきて、ウチの近所の市でもやってて、参加したら面白かったんで、いわゆるミステリーツアーみたいな趣で、バイクというかスクーターで行ったんだけど、実に醍醐味溢れるツーリングになっちゃってさ、またやりたいなーなんて言ってたんだけど、そしたら今度は県ですよ、県規模で謎解きをやってるという、いやはやなんとも、いよいよ来るところまで来たかという感じなのか、どんどん調子に乗ってこの謎解きブームはどこまで膨張するのか、などと思いつつ、話を聞いたら、開催されているのは某でかい湖を有する県だというので、それなら近いから行けるじゃん、行ってみようよ名古屋トヨペット、という感じで謎解きキットを取り寄せたら、県規模でやる謎解きだもんで、広範囲にわたって謎が散りばめられているんですよ、その数、およそ20の市町村にわたって、それも下記市町村ごとに4つ5つの謎があって、これはすごいことになりそうな感じですよどうしよう、などと思って悩んで苦悩してがおーがおーと叫んでいたら、まっちゃんが「大丈夫大丈夫、みんなでやれば怖くない」と謎解きブレーンに連絡した、すぐに全方位体制で謎解きに挑むことになったのであった。それで、幾多の苦難を乗り越えて、問題を解かずに勘と度胸で行ったら見つけちゃったとか、道を間違えて逆方向に進んで行っちゃったとか、問題読み間違えて、宝箱が目の前にあるのに気がつかずに1時間以上も徘徊してたとか、カクカクシカジカなこともありましたが、すったもんだがありましたが、最終的に全問クリアして、クリアの景品をもらいに、謎解きの主催をしている、いわゆるメインスポンサーですね、そこへ行ったんだけど、そのメインスポンサーってのが、三河に本社がある某世界的企業の販売会社ですよ、ウチみたいにビンボーで軽自動車しか買えないのに、そんなところへノコノコ顔を出していいのだろうか、はあ?軽自動車?おとといきやがれと門前払いされるんじゃないかとビクビクしながら行ったんだけど、期待に反して、軽自動車で入っていくなり、ピシッと制服を決めた店員さんが駐車場に誘導してくれまして、車から降りるなり「いらっしゃいませ」とお出迎え、謎解きの景品をもらいにきました、とビビりながら言ったら、「クリアされたんですか、おめでとうございます、どうぞこちらへ」ピカピカに磨き上げられたガラス張りのショールームに案内されて、ふかふかのソファーで座って待ってたら、今度はモデルさんみたいな美人店員さんが満面の笑みでタブレットを持ってきて「クリアおめでとうございます、このタブレットで受付しますので云々」と親切丁寧に説明してもらって、言われた通りに入力して、抽選で当たる高級牛肉セットを申し込んだら、タブレットを返すと、謎解き全クリアの景品を渡されたんだけど、ずっしり重い金塊だった。うーむ、さすがは世界的大企業のスポンサーがついてると景品も違う、っていうか、想像以上に凄まじいおもてなし攻撃、たとえ軽自動車に乗っているお客様でも次の車を買う気になった時に、自社の車を選んでもらえるように、この段階から種まきしてるわけで、もうね、帰りに思わず「ハリアー1台もらっとこうか」と言うところだったよ。あぶねーところだったよ。この世界的企業が国内他社企業の追従を許さない独走体制を築き上げたのも分かる気がするよ。勉強になりました。よし、と言うことで、ツーリングに行くことにした。 

つーかさ、何なんだよ、この気候はよ。7月いっぱい梅雨が続行で、史上最低の日照時間を記録したとかしないとか、おかげで野菜は高騰し、サンドイッチに入れるレタスがなくなるわ味噌汁のナスがなくなるわ刺身のツマはなくなるわどうしてくれるんだよクソ、いやそうじゃねえよ、問題はそれじゃねえよ、バイクに乗れないんだよクソ。ツーリングに行けないんだよ。バイクに乗れないからその鬱憤を晴らすためにバイクを買いそうになっちゃったじゃねえかクソ。そして、ようやく梅雨が終わったと思ったら、今度は逆噴射みたいな猛暑酷暑、一気に真夏の果実状態で、連日熱中症警報発令と、まさしくこれが地球温暖化の悪影響なのか、かつて日本は四季が豊かな国だったが、今や極寒の冬から灼熱の真夏へ一気に変革する人の体調管理機能の無能さを嘲笑うような気候になっちまった。が、しかし、ライダーにとっては暑かろうが寒かろうがカンケーねえ、晴れりゃ良いんだよ。

晴れたからには走るぜ。今日こそは走るぜ。ほぼ2ヶ月ぶりの出撃だ。でも前日の台風のせいで徹夜だったもんで、朝ちょっと寝坊しちゃった。慌てて準備して、まっちゃん特製ナチュラルボーンキラー風ナチュラルチーズハムトーストを食ったら、今夏初のメッシュレザー上下で決めて、実家新型ガレージに向かうと、ほぼ2ヶ月ぶりの旗艦CB1300SFライアン・ストーン号を引っ張り出したらエンジン一発始動、目覚めるHONDA DNA、最強のインラインフォアが雄叫びをあげるエクゾースト、くー、この感じ、たまんねーなー、よし出撃だぜ!

まずはガソリンを入れるぞ。久しぶりの給油だぜ。いつものコスモ石油に行くと、給油機の前に止めて、コスモカード挿入! メール会員コード入力! そして前回レシートのコード入力! そして給油開始だ! 前回355キロ走って15リットルちょっと入った。リッター20キロ超えだな。長距離走ると伸びるな。気になるレギュラー価格は130円だった。カード会員割引メーり会員割引前回レシート割引の三重割引でやっと130円だよ。高いなー。が、しかし、ここで大変な事態が発生した。なんと、前回レシート割引は廃止されるのであった。代わりにコスモ石油アプリで割引してねーとのことだったので、アプリを入れるしないみたいだな。でもネットで検索したらコスモ石油アプリが使えねーとクソアプリ呼ばわりされまくてって、どうしようか悩んでしまうが、今日のところは満タン出撃なのであった。

19号線を多治見方面に向かう。気温はまだそれほど上がってない。お盆休み終盤で、行楽客の群れに紛れないためにも早めに街中を抜けなければならんので、カッ飛んでいくぜ。内津峠を越えて多治見市街に入ったら、いつもの池田の交差点から今泉短縮ルートを走って旧248号線で可児市を走り、途中、大きな書店が閉店してセカンドストリートになってたな、書店ヤバイな、西区のイオンモールのモゾ の本屋も撤退してたもんな、そんな可児市を経由して木曽川越えて川辺町から41号線に合流する。 

41号線をガンガン北上する。ガンガン北上してどこへ行くつもりなのか。今回の目的地は飛騨古川なのである。なんで飛騨古川なのか。実は初めは恒例の飛騨高山にしとこうかと思ったんだけど、お盆休み最終で観光客が殺到しそうだからやめて、そのさらに先の飛騨古川まで行っちゃうことになりました。事前に調べたら、飛騨古川の古い町並みは、高山と違ってオンシーズンでも閑静でのんびり見ることができて良いです、だそうなので(いやこれ褒め言葉なのか? 密かにディスってね?)行くことにして、ついでにランチ情報を調べたら、1050円で飛騨牛が食えるお店があったので、そこへ行くことにしたのだ。だから飛騨高山よりちょっと遠いのでペースアップハリーアップなのだ。そんなわけで、休憩ポイントの道の駅七宗も通過、金山のデイリーストアも通過するのだ。どんどん進んで行くのだ。

でも、先日の台風と猛暑酷暑の気候のためなのか、益田川が湯けむりを上げていたので、それがまた実に幻想的なんで、止まって写真を撮った。いつもの鉄ちゃん御用達の撮影ポイントで撮ったよ。数人の鉄ちゃんカメラマンが大砲みたいなレンズをつけた三脚カメラで待ち構えていたよ。この幻想的な雰囲気を走る列車の姿は実にいい写真になるだろうな。こっちはまっとれんので先を急ぐぜ。 

41号線はライダーもたくさん走ってたぞ。待ちに待った晴れだからな。オフロードバイクと旧車のコンビとか、ビックスクーターのコンビとか、カッ飛んでいくハヤブサ、カッ飛んでいくドカティ、新型アフリカツインとか、永遠の名車カタナ、などなど、百花繚乱な感じであった。こんな感じで道の駅渚までやってきた。スッゲー混雑してた。トイレ済ませたらさっさと脱出したよ。ちなみに恒例の電光掲示板気温表示は26度であった。涼しいです。

道の駅を出たら、飛騨の難所、宮峠を越えていよいよ高山市街に入った。ちなみに、宮峠のトンネルはまだ工事中でした、早く通行できるようになるといいけど、漏水がひどいトンネルはごめんだぜ。頼むぜ。日本の土木技術はサイコーだから大丈夫だと思うけどさ、平湯峠のトンネルなんかひどいもん。雨の日の次の日には通れんもんね。今日なんか絶対無理だよ。この前の台風なんかすごい雨台風だったからな。ダムの水流なんかすごかったからな。

高山市街を難なく通過して、久しぶりのオーバーザトップならぬオーバーザ高山で、久しぶりに来たら41号線が自動車専用道路になってた。バイパス化されてた。高山国府バイパスだった。ちなみにこの区間は41号線472号線の重複国道らしい。初めて知った。勉強になった。で、このバイパスには長いトンネルがあるのだ。高山国府トンネルなのだ。まんまな名前だな。このトンネルが実に快適なトンネルなんで、宮峠のトンネルもこうありたいです。 

トンネルを潜ったら飛騨古川だ。ちなみに古川町は飛騨市に統合されてしまったので、飛騨古川と呼んでいいものかどうか、ここでは便宜上、飛騨古川を使いますのでよろしく。トンネル抜けて最初のセブンイレブンでようやくまともな休憩をとる。セブンカフェを飲みつつ、この先のルートをスマホで確認する。そしたら、もうあと8分で着くらしい。お店の開店時間は11時だったから、まだちょっと時間があるので、どうしようかと思いつつ、スマホの地図を見てたら、大ヒットしたアニメの舞台になったモデルになったらしい神社があったので、そこを見に行こことにした。場所とルートを脳内ナビにインプットして、セブンイレブンを出た。

で、脳内ナビ通りに走ったんだけど、なんかよくわからんところに行っちゃって、これ違うんじゃね? 最初から文明の利器(これ言い方古いよね)IT機器を有効活用すりゃいじゃん、iPhone+applewatchで左腕にナビが可能になるのにさ、左腕にサイコガンのコブラにも勝るとも劣らないスーパーヒーローになれるというのに、なぜやらないのか。その理由は簡単さ、だってバッテリー食うんだもーん。いや、本当は「神か・・・・・・最初に罪を考え出したつまらん男さ」とかカッコつけて言いたいけどな。思いつきませんでしたすいませんでした。 

しかし、なんとかたどり着いた。でかい鳥居の前にバイクを停めて記念撮影した。どこかに駐車場があるのかと思ってみたら、すぐとなりが無料駐車場になってたんだけど、巨大観光バスがその領域のほとんどを占有しちゃってるんで、バイクを停める余地もなかったので、どうしようかと思ったら、上の方にも駐車場があるようなので、ブイーンと奈良ナンバーのミニバンが登っていったもんで、ついていったら、途中からすごい急な坂になってるのが見えたもんで、あ、これヤバイかも知れん、とんでもない道になってたら途中で立ち往生して立ちゴケして泣きをみることになるといかんので、元の場所に戻って、要するに鳥居に戻って、観光バスが占有する駐車場に無理やり停めて神社を見にいこうと思ったんだけど、かなり歩かなきゃいかんようなので、クソ暑いので熱中症になる恐れもあるし、もうすぐ11時だから時間もないし、色々な要素を総合的に配慮して考えた結果、登るのやめた。決して歩くのが嫌だからやめたわけではないよホントだよ。

ということで、飛騨牛ランチ1050円の洋食屋さんに向かった。これは脳内ナビでも問題なくたどり着いた。事前にGoogleマップのストリートビューを散々見てたからよく覚えてた。順調に計画通り来たぜ。ドヤ顔で店に前にバイクを止めて、店の前に立って、あと数分で開店だぜ、ここで待ってりゃ1番乗りだぜ。と得意げになってたら、店に入り口引き戸に張り紙があった。「11時45分から開店します」なんだと? なんだと〜!? 計画は玉砕した。1時間近い時間をどうしてくれよう。ちょっと考えて古い町並みを見に行くことにした。どうせ食ったら観にいこうと思ってたから、計画の順序を入れ替えるだけのことさ。「必要なのはその瞬間の適応性だ」by 飛葉大陸ワイルド7、と決まったところで、駅前の無料駐車場にバイクを入れて、テクテク歩いて古い町並みを見に行った。 

なかなかいい感じの古い町並みであった。高山みたいに観光地向けにチューンアップされてないからそこが良かった。水路の鯉も見事でした。 


そんなこんなでようやく時間になったもんで、再びお店に戻った。バイクを裏の駐車場に止めてお店の前で待ってる間、ガラスケースにメニューが出てたので見たんだけど、1050円のランチなんでないんだけど、大丈夫かな。もしランチ1050円がなかったら、必然的に他のメニュー、天文学的な価格の他のメニューを選ぶことになるけど、経済的問題がないとは言えないけど、まっちゃんに一万円札をもらったから、大丈夫だけど、どうしようか、やめたほうがいいかな、などとウダウダしてたら開店しちゃったもんで「お待たせしましたどうぞー」と言われたらもう入らんわけにいかんもんで覚悟を決めて入った。カウンター席に案内されて、改めてメニューを見たら、やっぱりランチ1050円なんてないのであった。それとなく、メニューと別に張り紙とかないかと思ったんだけど、それも無かった。もちろん、女将さんに「ランチ1050円はないんですか」などと聞く度胸もなく「ご注文はどうします?」と言われて「じゃあオススメのこれで」と即答してた。天文学的価格のメニューであった。どうしようかと思ったけど、もう注文しちゃったから仕方ないじゃん。 

お茶を飲んで待ってたら、前菜が来た。食ったらうまかった。続いてご飯味噌汁が来た、メインの飛騨牛サーロインステーキが来た。見た目もカッコいいな。実にインスタ映えするデザインであった。肝心のサーロインステーキは見た目ちょっと小さい感じだけど、ソースをつけて食ったら、なにこれとろけるじゃん。激ウマじゃん。食ってる間に来客は全客万来ですでに満席なのであった。あっという間に平らげて、食後のコーヒーを飲んで満足して店を出た。天文学的料金も致し方なしの料理であった。 

バイクに戻って、すべてのミッションをクリアしたので帰ることにする。

 41号線に戻って、灼熱の夏空のカンカン照りのジリジリな猛暑酷暑の中、帰ってきた。 

本日の出費 

飛騨牛サーロイン膳 2700円 

セブンカフェ 100円 

いろはす 100円だったかな 

大福餅 120円だったかな 

本日のCB1300SFの走行距離 330キロくらい 

累計のCB1300SFの走行距離 26500キロくらいかな 

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