ちんたら走りで湯の山カフェ
ウチのWi-Fi環境はアップル社製のAirMacなんだが、これがもう何年も酷使して、最近プチっと切れたりすることが頻発するようになったので、そろそろ寿命かも知れんから、新しいのを買うべえかと思い、Appleのサイトに行ってみたら、これは大変、なんと、AirMacは既に遥か昔に販売終了、欠番品、もう作りません、悪いなあ他を当たってくれよ、デデッデッデデデン状況となっており、慌ててググってみたらば、遥か昔の記事に「AirMac販売終了、後継機種はコレだ!」「AirMacに代わるWi-Fi環境を作るために10カ条」「決定版、MacBookでWi-Fi環境におすすめ10機種」などと、特集が組まれているではないか、なんというこの乗り遅れ感、ヤバイこうしてはおれんと、最新版のルーター情報を集めて、機種を絞り込むと、一刻も早く新しいWi-Fi環境を構築するべく、行動を開始しようと思ったんだけど、でもなーWi-Fi環境を再構築するの大変なんだよねー前のAirMacでも設定するのに3日間もかかっちゃったもん、また3日間もかかって難儀するのは嫌だよーなどと言い訳をしながら、問題を先送りする常套手段はどこぞの国民性なんだろうか、しかし、直近にどうしても新しいWi-Fi環境を構築せざる得ない事象が発生したのであった。それはその、年末の煩悩炸裂でアレよ、あれを買っちゃったもんで、この機会にWi-Fi環境を再構築しないと、また先送りになっちゃって、ある日突然、AirMacが御臨終あそばされて、ネットに繋げない想像するだけでも恐ろしい時代になってしまうのは火を見るよりも明快である故、これを男子の本懐、出生の本懐と位置付けて、ついに乗り出したよ。それで、時間の制約もあったので、本来ならヨドバシに行ってあれこれ悩んで一番いいやつを買うのがいいんだけど、そんな時間がないもんで、近所の、例のiPadをピー(自主規制)割引で販売していた、怖いもの知らずな電気屋に行ったら、MACFUN誌のおすすめルーター電子機器のメッカ台湾製の玄人向けモデルがあったので、それにしようこれに決定と思ったんだけど、その電気屋の「これがオススメ、一番売れてます!」という、実に安易な客寄せポップに惹きつけられてみたら、同等の機能で、価格が会員様特別価格になるではないか、まっちゃんに聞いたら「ウチは会員様だよ」というので、店員さんに価格を聞いたら「これですか、これはですねー、ピー(自主規制)円です」と、かなりお値打ち価格じゃん、すると、まっちゃんが「アタシがタダの会員と思ったらお間違いよ!」とVIP会員割引カードを高々と掲げるのであった。「これでさらにピー(自主規制)割引よ!」「ななんと」「それだけじゃないわよ! VIP特別ポイント還元がピー(自主規制)もあるのよ!」「ななんと」これだけ揃ったら、日本最強ヨドバシ、黒船アマゾンに対抗しうる唯一の良心ヨドバシの価格に勝てるじゃないか。恐るべし近所の電気屋だな。よし決定。一番売れてるのを買って帰ってきた。そして、ウチに帰って早々に設置を試みるのであった。起動して、マニュアル通りにMacBookから入力して、あとは自動で接続できるはずだ。時代は令和だぞ、こんな時代になってまで、パソコン接続云々に手間がかかる時代じゃないぞ、繋がってくれー、しかし、無情にも画面に表示された言葉は「接続できません」だった。ガーン。マジかよ。悪夢が蘇る。また3日間も苦悩するのか。いや落ち着け、落ち着くんだ。もう一度やってみよう。きっとうまくいくはずだ。再度挑戦。「接続できません」三度挑戦「接続できません」ダメだ。仕方がない、iPhoneからメーカーのサポートサイトに接続して対応策を調べると、自動ではなく手動でやてみろとあったので、書いてある指示通りにやってみた。「接続できません」次に接続用ソフトの設定タブを開いて、そこの接続方法を、スタートシステムを使用する、から、情報を自動的に設定する、に変えてやってみろとあったので、書いてある指示通りやってみた。「接続できません」それなら機器を再起動して初期化してやり直してみろとあったので、爪楊枝で初期化ボタンを押して、初期化してからやり直してみた。「接続できません」ダメだ。全然ダメだ。すると最終手段として、全ての機器(インターネット受信機を含めて)をシャットダウンして、30分放置して再度電源を入れ、初めからやり直せ、とあった。いやー、このインターネットの受信装置は電源を切りたくないんだよなー、そしたら、ネット接続も最初からやり直しになるじゃん。もう設定方法忘れちまったよ。パスワードとかIDとか忘れちまったし、設定マニュアルなんかどこにいったかわからへんし。仕方がない、サポートに電話しよう。電話は混雑してるだろうなーと思ったら、あっさり通話できた。で、ここからのやりとりは話すと長くなるから飛ばす。延々44分にわたってやりとりし、試行錯誤したが、結局ダメだった。で、サポート係さんも遂に最終手段に至った。「全部の電源を切って30分後に電源を入れて最初からやり直してください。それでもできなければもう一度電話ください。最優先で対応します」マジかよ、結局それかよ。しかし、サポートに電話してもこうなったんだから、仕方がない。覚悟を決めて、全ての電源を落とした。そして、悶々として30分待って、再度電源を入れた。そして、最初からやり直した。あっさりつながった。なんだと。オイ、44分の電話はなんだったんだよ。電話代で、VIP割引の得した分相殺されちゃったじゃないか。なんてことだ。あー、でもいいや、繋がったんだからよしとしよう。3日もかかるかと思ったが、3時間くらいでなんとかなったからな。よし、これで心配事がひとつ減った、よかったよかった。どうしてくれよう。そうだ、ツーリングにいこう。ということでツーリングに行くことにした。
とかなんとかいってるうちに12月ですよ。早いもんで、もう2019年も終わりですよ。締めのツーリングは有意義なものにしたいので、そこへ行こうかと考えていたら、まっちゃんが「ここ行ってこやー」と湯の山の某カフェを教えてくれた。これは、まっちゃんからの偵察司令だ。行くよ行きますよーということで行き先は湯の山温泉に決定、ルートとカフェの営業時間を確認し、当日にイレギュラーなイベントを開催したりしてないか、入念に調べて、湯の山マラソン大会なんぞやってないことを確認して、他にも類似なイベントで道路規制があったりしないか確認して、大丈夫なようなので、開店時間の10時30分に間に合うように、出発時間も考えよう、早めに着いて寒風の中で開店待ちして風邪ひいたらアホだからな。開店直後くらいに着くようにしよう。そうと決まったら、いつもの様にまっちゃんライセンス作成のハムチーズトーストオンサラダエレガンスバイマスコットを食って、いろいろやることを済ませて、天気予報は晴れであったかくなるということだが、それでもほぼ冬装備で実家新型ガレージに行くと、今回の出撃機CBR600RR/ABSジョン・カーター号を引っ張り出す。エンジン一発始動! 目覚めるHONDA最強インラインフォア! 吠えるエクゾースト! 空はちょっと雲が多いけど、晴れ予報だから青空になるに違いない。暖機を済ませたら、よし行くぜ。
まずはガソリンだ。いつものコスモ石油に行くと、給油機の前に止めて、ハイオク給油する。価格はまたまた上がって149円になってたよ。もうなんとかならんかクソ。それをメール会員割引が1円引、QRコード割引3円引で、145円になったけど、それでも高いよな。この前、昔のツーリングレポートを読んでたらハイオク106円でビックリこいてしまった。そんな時代があったんだねえ。220キロくらい走って10リットルちょっと入った。リッター20キロくらい走ったな。満タンにしたらコスモ石油を後にする。国道19号線に出て名古屋方面に走り出す。ちょっと寒い。
カフェの開店時間に合わせたので、いつもより出発時間がちょっと遅いんだけど、そのせいで交通量が半端ないよ。いや、遅くなったのは、決してヒートテックももひきがないないと探していたからではないよホントだよ。それよりも、とにかく19号線が混んでて、ちんたら走りになってしまうのであった。かったりーなーと思いながら、トラックやらミニバンやらに紛れて走ってたら、後ろの方から定重音が近づいてきて、赤信号の交差点で止まったところですり抜けして前に出てきたのはブサことSUZUKI最強のGSX-R1300HAYABISAであった。交差点の最前列で頭を揃えてきた以上、それなりの覚悟をしてきたんだろうな。SUZUKI最強だかなんだか知らねえが、最強はHONDAであることを教えてやるぜ。このCBR600RR/ABSがな! 5秒で見えなくしてやるぜ! 信号が青になった瞬間に、ブサは一気にダッシュして行く。ふっ、これだから素人は困るぜ、こんな混雑した国道で、一気走りしたところで、すぐに先が詰まるぜ、ガソリンを無駄に使いやがって、前方はすぐにクルマで詰まった。ブサはすり抜けてどんどん先に行っちゃった。こちらは追い越し車線にいたので、すり抜けはできなくて、どん詰まりになった。ふっ、見えなくしてやった(以下略)
勝川で302号線に入った。立体交差で交差点を曲がりながら302号に入ることころで、地元ナンバーのヨーロッパのスポーツタイプの高級車が割り込んできやがった。ナメたマネしやがって、アウトバーンで鍛えられたかなんだか知らねえが、日本で最強なのはこのHONDAであることを教えてやるぜ。行くぜ、アクセル全開、唸るインラインフォア、吠えるエクゾースト、ってこれ前も書いたよな。とかなんとか言ってるうちにヨーロッパのスポーツタイプの高級車は次の交差点を右折して行っちゃった。ふっ、見えなく(以下略)
302号線を清洲方面に走って行く。名二環の下を走っているので日陰だから寒い。誰だよあったかくなるって言ったのは。天気予報はアテにならんな。西区に入ったあたりからようやく道が空いてきて、若干ペースを上げることができたが、清洲をこえて、廻間から県道に入ったら、またしても交通集中によるちんたら走りになってしまった。名二環の高架下を抜けて、多少、青空の下に出たので、多少日が当たるから多少暖かくなったような気がするが、遠くに見える雄大な鈴鹿山脈は雪雲みたいな厚い雲が覆っているから、この先、天気は本当に大丈夫なのか、にわか雨はゴメンだぜ。途中、休憩を予定していたセブンイレブンがなくなっちゃってたので、その次のセブンイレブンにしっようと思ったんだけど、そのセブンイレブンもなくなっちゃってた。うーむ、最近のセブンイレブンはコンビニ最強の名を欲しいままにしていた時代を経て、組織の自壊を始めているようだな。まさしく勝者必衰、奢れるものは久しからず、国破れてサンガリア、だな。しかし困った、できることならナナコカードでキャッスルレスじゃなかった、キャッシュレスでスマートに決めたいんだが、どこかにないかセブンイレブンと思ったらあった。そこで休憩しした。
ホットレモンを飲んで休憩したら、再び県道に戻った。以前はローソンだったけど、中古車屋になっちゃった交差点を曲がって、さらにタイヤショップの交差点を曲がって、そこそこ順調に進んでいくと、中華料理の店の交差点で国道155号線に入った。なんか大回りしてるような気もするが、脳内ナビを信用していこう。ちんたら走りのせいで想定以上に時間がかかっており、このままでは到底、開店直前位到着するなど不可能だ。クソ、急がねば。何気に人気店らしいから、遅くなったら満員御礼で、お客様名前を書いてお待ちくださいなんてことになって、寒中待たされることになったら、一生懸命走ってきた意味がなくなってしまうじゃないか。急げ急ぐのだ、いや、まて、慌ててはいかんのだ。こういうところで、焦るからいかんのだ。せいてはことを仕損じるというではないか。落ち着いて、そうだ、冷静に対処すれば大抵の問題は解決するんだ。
そう言い聞かせて、冷静に走るんだけど、いつもの休憩ポイント、道の駅田立もスルーして、どんどん走って行ったら、愛知県三重県越境の最大の難関、木曽三川越えが待っていた。ここが大渋滞で、全然進まないぜ。うわー、この段階で、開店時間までに到着するのはもはや無理と判断、あとは少しでも、早くかつ安全に到着することを念頭に走るしかないぞ。落ち着けもちつくんだ正月も間近だ。
なんとか木曽三川を越えて、三重県に突入、ランドマークの多賀大社を抜けて、この辺りからようやく道が流れが良くなってきたので快調に飛ばすぞ。道が空いてきたので、ちょっとだけ心の余裕が持てたので、セブンイレブンで2度目の休憩を取る。目的地までのルートと時間をスマホナビで確認すると、後32分と出た。ルートは脳内ナビの通りで良いぞ、珍しく、ってほっとけ。
セブンイレブンを出たら、員弁で国道421号線に入った。この辺りはダンプがガンガン走ってるよ。採石場が多いからかな。そういえば、ネットで話題になってた廃墟がこの辺りにあるんだけど、また今度にしよう。っていうか、まだあったんだっけ? もうなくなっちゃったんだっけ? 撤去されたか?
国道421号線から306号線に乗り換える。ようやく湯の山温泉まで10キロの看板があり、射程距離内に近づいた感じがするぜ。このルートはライダーもよく見かけた。ハーレー、BMWなどおなじみの外車や、珍しくKTMのデカイのも走ってた。国産車でよく見かけたのが圧倒的にCBR250RRだな。売れてるなー、HONDAのバイクが何気に売れてるらしいからな。まあ全盛期に比べたらショボい数字だけどさ。
菰野町役場の前を通り過ぎで、いよいよ湯の山に近づいた。途中、いつもの休憩ポイント、道の駅菰野で休憩を取る。目的地を目の前にして、今一度冷静になるために止まったのさ。決しておしっこが我慢できなくなってちびりそうになったわけではないよ、ホントだよ。
道の駅を出たら、あとは一直線に湯の山に向かう。この辺りは、この前テレビで紹介されてたので記憶に新しいな。レポーターが自然世のお店で3000円もする料理を食ってた。うまそうだったから宝くじが当たったら食います。でも宝くじ買ってないから無理でした。薪ストーブの店もあったよ。それを過ぎたら、湯の山の新しいランドマーク、アクアなんだっけ? アクアインキュバスだっけ? アクアインスルージアウトドアだっけ? とにかく大人気のランドマークの前を通り過ぎて、鈴鹿への分岐を真っ直ぐ走って湯の山ロープウェイ駅に向かう。
道が狭くなって、一気に交通量がなくなった。ガラガラな道をブンブン言わせてカッ飛びで走って行く。紅葉がまだまだ真っ盛りだった。真っ盛りにもかかわらずロープウェイは点検で動いてないそうです。なんてこった。いや、今回は乗らないからいいけど、乗るつもりで来てたらショックだな。一応、事前にネットで情報収集したんだけど、そんな情報全然ヒットしなかったぞ。一体どうゆうチェックしてんだ。ググり方がいかんのか。
ウネウネの山道の研ぎ澄まされたコーナーを切り落としながら急速に上昇して行く、それに比例して体感温度はどんどん下がり、寒くなってきて、さらに山への高度を上げて行くと、やがて湯の山温泉郷の本拠地が見えてきた。その入り口付近の湯の山有料駐車場にCBR60RR/ABSを止めて、川向こうのカフェを見ると、灯がついて営業していた。駐車場には、すでに車が3、4台止まってたが、まだ満員御礼ではないようだ。よかった間に合ったぜ。ヘルメットを持って早歩きでカフェに行くと、昭和レトロを意識したお店の引き戸を開けて中に入った。
「いらっしゃいませ」と綺麗な女の人に迎えられて、それだけで苦労してきた甲斐があったぜ、と心の中で勝利のファンファーレが鳴って、思わず勝利のポーズもヤッターヤッターヤッターマンとやるところだったが、そんなことをしてドン引きされるといけないので自制した。綺麗な女に人が「バイクでみえたんですか、寒くないですか」というので「寒いです」と即答したら笑ってた。「席を決めてからこちらでご注文くださいね」と優しく言われて、適当に席を選んで窓際にして注文に行った。メニューが大量に張り出されていてさっぱり分からんので「こういうふうに2種類のカレーがこうなってるのください」と手取り足取りじゃなかった手振り身振りで説明したら「わかりました」大盛りもあるようだ。予定より大幅に遅れて腹減りんこ限界点到達臨界状態だったもんで「この大盛りは大盛りですか」とわけのわからんこと言ってたら「男の方は皆さん大盛りにされますよ」というので「大盛りください」「飲み物はどうされますか」「コーヒーをつけてください」と注文を済ませて席戻ったら、窓際の席はカウンター式の席なので足がつかないから落ち着かないのでやめた。決して足が短いからではないよホントだよ。
店内は若くておしゃっれーな女の子ばっかりだった。昭和レトロな店の中を眺めて待ってたら、次々にお客さんが入ってきた。みんな若いおっしゃれーな女の子か若いイケメン美人カップルばっかりだった。どう考えてもおっさんヘンタイライダーはお呼びでないようなお店だった。あっという間に満席に近い状態になった。もうちょっと遅くてもたもたしてたら、入れんかったかも知れん。早めに着けてよかったよ。
カレーがきた。素晴らしい今風のヴィジュアル系なカレーだった。いかにもインスタしてくださいとインスタ映えを全身で主張しているカレーだった。ですから写真を撮りまくりましたよ。何百枚撮ったかわからないくらい撮って、ようやくこんだけ撮れば充分だろうと納得したので、食った。ご飯もカレーも美味かった。素晴らしい。美味かった。こけおどしなヴィジュアル系ではなく、中身もしっかりしたヴィジュアル系だった。エックスジャパンだな。カレーが後から辛さがくるカレーで、左右2種類のカレーなんだけど、店に中が若干暗めなんで色の違いがよくわからんかった。でも味は違ってた。左側のカレーが良かったです。あっという間に平らげたら、コーヒーがきた。このコーヒーが劇的に美味いんだよコレが。酸味が強いコーヒーだったけど、カレーの後に飲むと、コレがお口の中にパラダイスなのであった。このコンビネーションも計算し尽くしているのならば、ここの料理人はタダもんじゃないぜ。厨房を見たら、イケメンの店主が料理してた。イケメンと美人の店だった。そうかそういうことか。
食ったら満足したので店を出た。帰り道は紅葉の写真など撮りつつ走ったが、帰りも想定以上に混雑して時間がかかった。その上、どんより曇ってきて、今にも雨が降りそうになってきてビビった。でも降る前に帰れた。
本日の出費
ホットレモン 118円
カレーとコーヒー 1958円
カフェオレ 114円
本日のCBR600RRの走行距離 160キロくらいかな
累計のCBR600RRの走行距離 27240キロくらいかも
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