大寒波襲来に竹島龍神再び
あっという間に1年が過ぎて激動の2020年が終わりを告げ、そしてやってきたのは猛牛が暴れまくるであろう2021年なのであります。かつて某経済研究家が今や不確実性の時代であると言いましたが、それはまさしく、今まさしく今がその不確実性の時代であると私は言いたい。思えば2020年は想定外な出来事のオンパレードでありました。まさかのクイーン、まさかのトレック、まさかのホッカイドー、(この辺りはブログにまとめたのでヒマな人は見てもいいよ)もはや確実なものはないもない時代、それがまさしく、今、幕を開けた2021年なのであります。そんな時代に私たちはどうすればいいのか。時代を切り拓いた先人たち勇者たちの言葉を、ここで引用してみましょう。ギリシアを代表する哲学者プラトンはイデア論でこう解きました。『この世はニセモンばっかりや、そやからまともでないのはしゃあないでー。』さらにアリストテレスはそのテーマであるフィロソフィー学でこう解きました『人ちゅうのはロクでもないかもしれんけどなー、ホンマは知性を愛するもんやでー』ロシア文学の最高峰であるトルストイはこう言ってます。『おまんらなー、人生ちゅうのは愛することやで。』さらにドフトエフスキーもこう言っています。『おまんらなー、理想郷ちゅうの心の中にあるもんやで。』これらの言葉からわかるのは、確実性などいつの時代ににも存在しなかった、だから自分を信じて生きるものだけが生き残れたのです。先人たちの言葉はまだまだあります。例えば西部開拓時代のアメリカ、盗賊集団から貧しい村を救うために立ち上がった七人のガンマンのひとり、ヴィルは、盗賊の首領に、なぜ、貧しい村人を救おうなんて金にならない仕事を引き受けたんだ? と聞かれ、こう答えます。『いつだったか、裸足でサボテンの上に飛び降りたやつに同じ質問をしたことがある』首領はそいつはなんと言ったか聞きます。ヴィルはこう答えます。『その時はそれが正しいと思ったそうだ。』例えば1980年代に異端と呼ばれ、次元転移装置を発明した天才科学者エメット・フォン・ブラウンは、少女が未来から持ってきたファックスが真っ白に変わっていることに気がつき、『これはどういうことなのかしら?』と聞かれてこう答えます『未来はその紙と同じで真っ白なんだよ』あとでなんて馬鹿なことをしたと後悔しても、その時は正しいと思ったからしゃあない、未来は白紙でどうにでもなるから希望を持てということです。この点についてはかの巌窟王モンテ・クリスト伯の名言があります。『待て、そして希望を持て』希望といえばこんな言葉もあります。『この世の全てが希望の力である』ルター言葉です。希望、あるいは目標とも言えるでしょう。チャップリンはこう言いました。『人生に必要なのは希望と努力とお金である』やはりお金は大事なのです。ああ、お金欲しいなー宝くじ当たらないかなー。買ってないから当たるわけないんだけどさ。で、こんなさもしい気持ちではいかんなーと思って年末に「億男」を見たんだけど、噂通りに大事なのは初めと終わりだけで、真ん中の話はいらんかったな。最後の高橋一生の言葉だけが良かった。なんか不完全燃焼だったから「コンフィデンスマンJPプリンセス編」を見たんだけど、毎回騙されるもんで今回は絶対に騙されないぞーと思ってみたんだよ。そしたら、今回は割とわかりやすい騙しだったもんで、騙されたーくっそーって感じはなかったんだけど、爆弾男のエピソードは感動して泣きそうになった。なんでコンフィデンスマン見て泣かなかんねん、くそ。これぞ本当にいい意味で期待を裏切られたぜ。恐るべし、古沢良太。あれ、おかしいなーこの映画の名言に落とし込むはずで書き進めてきたのに、全然違うオチになっちゃったじゃんか。えーと、なんだっけ、コンフィデンスマンの名言はなんだっけ、忘れちゃったじゃないか。あははのは。だめだ、2021年もこんな調子で走りそうだな。そんなわけで、賢明なるサイト訪問者諸君は、これに懲りずに、サイト更新したらちゃんとアクセスすること。よろしくね。Twitterで更新情報を流すから、ちゃんとアクセスしてください。お願いします。アクセス数が全然増えなくて悲しいんです。20201年はもうちょっとアクセス数を増やしたいんです。でも内容は駄文のままで勘弁してね。これが昭和の経営者や為政者のやり方なんで、見習ったまでだよ。なんか文句あるかくそ。まあ、あれだ、前置きが長くなったけど、ツーリングに行くことにした。
2021年の走りぞめである。新年1発目のツーリングなんで、気を使うのだよ。1発目から失敗したら、なんか今年1年台無しな感じじゃんね。だから天候やら目的地やらルートやら、ありとあらゆる要素を検討に検討を重ねて決めた。行き先は竹島で龍神うどんを食う。あ、去年と同じだった。うーむ、芸がないけど他にないから仕方がない。だって大寒波が来てるんだよ。ここ何十年に一度の大寒波だよ。そんなん聞いてないよー12月中頃までは結構暖かかったもんで、油断してたよ。一気に冷え込んだもんで、もうね、こんな寒いのどうなん? おかしくね? これが異常気象か? などと思ってたけど、実はこれで平年並みなんだからさ、びびってんじゃねえよ、新年早々、ヘタレ全開ではこの1年がヘタレになってしまうので、コンジョー見せたるという感じで行くのである。実際、年末の走り納めツーリングが寒くて行くのやめ、ってなっちゃってたから、今日は行くぞ。行くったら行く。
そうと決まったら、やるべきことやって、何しろこの年になると色々な社会的家庭的制約が生じるのでありまして、そういう必須項目を遂行していかないとあとで自分の首を絞めることになるからして、ちゃんとやることはやっておくのだ。そして完璧かつ最速で片付けたら出動準備に入るのだ。Yahoo天気予報によると、最高気温予想7度、天気は晴れのち曇りところによりにわか雨の今日もまた不安定な天気なんで、午前中勝負で行くぜ。防寒装備は完全冬装備、上下ユニクロエクストラヒートテックにユニクロライトダウン、プレミアムコットンシャツにさらに2枚重ねのヒートテック、そしてクシタニウインドストッパーでクシタニ革ジャン革パンでキメる。完璧だぜ。が、しかし、ここで問題が発生した。くっ、なんということだ、年末年始の豪華食生活で革パンパンパンではないか。なんとか腹を引っ込めてチャックをあげ、ベルトを止めたが、ウエストバックを取ろうとして前かあみになった瞬間、びりっとベルトが外れてチャックが下がった。ガーン。そんな馬鹿なこんなことはありえない嘘だ嘘と言ってくれー。しかし、現実は冷酷であった。間違いなく出っ腹になってきたのであった。まあ、この年になたら仕方ないか。諦めて力入れてお腹を引っ込めて無理矢理履いて出発した。革製品だから馴染んでくればなんとかなるだろう。
実家新型ガレージから、10月末以来2ヶ月ぶりに旗艦CB1300SFライアン・ストーン号が出陣する。ガソリン空なのになんでこんなに重たいんだろう。これでガソリン入れたらもっと重くなるじゃん。いかんなー体を鍛えんといかん。体幹を鍛えないといかん。やっぱりスクワット300回毎日やるべし。明日からやろう。引っ張り出したらエンジン一発始動! 実はこの日のためにバッテリーチャージャーで充電をしておいたのさ。キュルキュルズドーンと実に調子がいいのだ。ようし、この調子で出発だ。
まずガソリンを入れる。いつもの国道19号線のコスモ石油に行くと、各種カードやらスマホを読み込ませるなどのめんどくさいルーチンを繰り返して給油した。寒い時にこのルーチンをやるのは結構辛いな。しかし、そのおかげで割引後リッター120円になり、14リットル入った。リッター20キロ少し超えて走ってるからよしとする。満タンになった重たい車体を取り回して、国道19号を名古屋方面に走り出す。
国道19号線はウエット路面だった。昨日の夕刻のにわか雨が乾いていないのか、それとも朝の霜が降りて濡れているのか、よくわからんが、とにかくウエットなんで安全運転で走っていく。時速は制限速度キープで、車体と体を慣らすのだった。革ジャン革パンパンパンも、2ヶ月ぶりだし、寒くて革が硬くなってるし、ストレッチしつつ走って馴染ませる。
安全運転で19号線を大曽根まで走ってきたら、そこから千早まで赤塚経由で抜けると、鶴舞公園までやってきた。正月で朝早いこともあり、交通量は少ないからぶっ飛ばせるけど、寒いからここでも安全運転であった。熱田付近を通過するときにお巡りさんがスクーターで連なって走って行くのが見えた。やはり熱田神宮の初詣の交通整理に集合しに行くのだろうか。最近のお巡りさんってスクーターなんだな。昔みたいなCD125とか乗らなくなっちゃったんだ。まあ、スクーターの方が楽だよな。荷物もいっぱい載るし。
瑞穂区あたりまでやってきて、道がよくわからんくなったもんで、コンビニに寄った。セブンがなかったのでファミマに止まった。そいでスマホを取り出してGoogleマップを見ようとしたら、バッテリーがありません、と警告が出た。ヤバい。最近よくあるんだよなー、これなんでこんなことになるのだろう。と思ったら電源落ちた。詰んだ。仕方がない、どこかで充電しよう。とりあえず、コンビニに充電コード売ってるかな。店に入って見たらあった。1800円もした。マジかよ。100円くらいでないの? 100均に行けばあるかもしれん。100均を探す事にしてホットレモンを買ったら、レジのおばちゃんが「あらーバイクなの?寒いでしょー!ウチの息子も乗ってるけどー寒いわよねー!あはははは!」と猛然と話しかけてきたので、こちらも負けじと「寒いっすよーめっちゃ寒いっすよーでも乗るんですよーアホですよーガハハハ!」と猛然と返答してやったぜ。
コンビニを出たら100円均一の店を探して走っていくが、見当たらなかった。国道1号線に入ってどんどん走っていくと、それらしき店があったけど、まだ開店していなかった。当然だわな。開店は早くても10時、ということは、モーニングには間に合わん。くそ、コードを買って、コメダ珈琲店でモーニングしながら充電という作戦があっさり破綻してしまった。断腸の思いで諦めよう。龍神うどんに全てを賭けるのだ。っていうかさ、革パンパンパンなんだから、モーニングしてうどんも食ってって、そんなことやっていいの? というツッコミは無しでお願いします。
国道1号線も順調に走って行き、岡崎の国道248号線との交差点までやってきた。そこから幸田方面に向かう。日が照ってきたのでだんだん体感気温が上がってきて、朝ほど寒く無くなってきた。想定以上に暖かくなってきたので、こりゃいいんじゃね? 新春最初のツーリングは大成功だぜ? と早くもテンションアゲアゲで走って行くのであった。途中、イオンモールの岡崎を通過したが、今年は福袋バブルも崩壊したのか、それとも年末年始の分散営業が功をなしたのか、正月のこの時間にしてはガラガラだった。いつもなら駐車場に入ろうとする行列が凄まじいのにな。おかげで道が空いてて走りやすい。
こうして、全く問題なく目的地の竹島までやってきた。竹島は神社があるので初詣の参拝客が多かった。風が強いので長居はできんな。さっさと記念撮影済ませたら、龍神うどんのお店に移動した。バイクを止めるところはわかったいるので、そこで止めたら、お店の前で待つ。そしたら表の掃き掃除をしに出てきたおばちゃんが「あらーバイクなの?寒いでしょー!体の節々が痛くならないの?お尻も痛くなるんじゃない?」と猛然と話しかけてきたので「寒い中走ってくるからうどんがうまいんすよ!うどんのために命をかけて走ってきたんすよ!」と反撃したら「そうねー!」と軽く返された。そして、寒いから店に中で待ってなと言われて店に入らせてもらった。なんというユーザビリティあふれる店なんだ。CSぶっ飛び上昇であった。で、待ってる間暇だったので、スマホを出して電源を入れたら入った。普通にバッテリーもあった。さっきのはなんだったんだろう?
で、開店時間になったので席に案内されて座った。そして注文をした。「龍神うどん」ふっ。オレくらい常連になると、迷うことなく最善のメニューをサラッと言えるのさ。向かいに座ったメニューを決めるのに時間かかってる五人家族に素人と玄人との違いを見せつけてやったぜ。と思ってたら「エビとカツとどっちになさいますか〜?」「え? えびとかつ?」「うどんに乗せる具です、えびにしますかカツにしますか?」しまった、そんな選択肢もあったんだった! ヤバい、焦ってしまってはいかん、エビに決まってるじゃん、エビって言うだけじゃん、しかし、突発的な事案に弱いもんで「えーっとえーっと。ええええエビです。エビでお願いします。」とめちゃくちゃ怪しいおっさんじゃん、カッコ悪ー。向かいに座った五人家族の何気に可愛い長女に「このおっさんバカじゃないの」いうような視線で見られてしまった。なんということだ。穴があったら入りたい、もうダメです、顔から火吹きそう。
うおーうおーとのたうち回っていたら、速攻で龍神うどんが降臨した。おお、この巨大なエビフライが鎮座するフワトロ玉子とじあんかけうどん、これが龍神うどんだ! 世界よ平伏すが良い! これより神々しいうどんは世界中どこを探してもないぞ。では食うぞ。食い方も悟ったもんね。あんかけでアツアツだから、うどんは一本づつ引っ張ってさましてから食うとテキパキ食えるのさ。うまい実にうまい。エビフライも汁に浸してあるのにこのサクサク感、でかいエビ肉がたまらんぜ。あっという間に平らげてしまった。満足であった。しばらく余韻に浸っていたら(決して革パンパンパンがさらにハードモードになってしまったから動けなかったわけではないよホントだよ)隣に座ったアベックの女の子が一生懸命、なんやかんやと彼氏に喋っていた。話を聞いてる彼氏も大変だなー。しかし女の子よく喋るなー、うどん食ってるのかなー、いらんお世話だよなーなどと思いつつ、消化吸収を待って、なんとかなってきたので会計を済ませて店を出た。
店を出たら雲行きが怪しくなってきたので、速攻で帰ることにする。国道248号国道155号の岡崎豊田ルートでハイスピード、でも曇ってきたから寒いぜ。ところどころで雨が降ったよで、路面がウエットだったが、雨に降られることもなく帰ってきた。
本日の出費
ホットレモン 123円
龍神うどん 1100円
本日のCB1300SFの走行距離 140キロくらい
累計のCB1300SFの走行距離 32040キロくらい
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