暑さ逃れて平湯からバーガー食う高山
ウチの地元では毎年花火大会があるんだけど、昨今の高度経済停滞の影響を受けて、各所の名物だった花火大会が中止廃止に追い込まれる中、なんとか踏みとどまって、かろうじて開催されてるんだけど、かつては2日間2時間くらいガンガン打ち上げまくって、花火の花形スターマインなんかもガンガン3連発くらい打ち上げていた花火も、今や1日のみの開催となり時間も1時間くらいしかやんなくなって、スターマインもスター参ったくらいなのがパチパチ上がるくらいになっちゃって、そんなこと言ってるサイト管理人も、ミノルタの一眼2台とマンフロットの巨大三脚を抱えて会場まで足を運んで一生懸命撮影していたのも過去の話、今や自分ちの2階のベランダから、セブンイレブンで買ったかき氷を食いながら、安易な花火見物、カシオのデジカメて自動動画撮影でお茶を濁してる体たらくになってしまったんだけど、まあ、今更激混みな花火会場に行くようなバイタリティもないので、歳を食ったなあ、まあこれでいいじゃんと思ってたんだけど、今年は花火大会の話がウンともスンともでないので、いよいよ、花火大会廃止かと思って、そんなことそっちのけで、スケジュールを組んでたんだけど、行きつけのカフェが最近になって土曜の夜のスペシャル営業を始めたので、ぜひこれは行かなきゃならんでしょ、その上、例の的中率89.9%の預言者TAKAYO様もいらっしゃるので、予言も聞けるらしいもんで、いや、予言は聞きたくない未来のことなんか知りたくないです、イヤですぼくはこわいよーと言ったらまっちゃんが「スイーツ食えるよ」というので「じゃあいこか」ということで行くことにした。が、当日が花火大会の日だった。何だよ、今更開催の案内されても予定が埋まっちゃってるじゃん。まあ、いいや、花火はカフェ行ってからにしよう。で、晩飯食ってからカフェに行ったんだけど、カフェのママが「今夜のメニューは特製スペシャルウルトラダイナミックカレーだよ」と言うので「じゃあそのウルトラスーパーカレー」と注文したら、まっちゃんに「晩御飯食ったじゃん、アンタまだ食うの? バカなの?」と言われたんで「さっきのは昼ごはんでこれが晩ごはん」と見え透いた言い訳をしたら「そうかー、そうだねー、さっきのは晩ごはんじゃないんだねー」「そーそーこれが晩ごはん」と言うことで、食わせてもらえた。すごくうまかった。それからスイーツも注文した。「スイーツも食うの? まだ食うの? バカなの?」「バカです」「そうかーじゃあ仕方がないねーバカだもんねー」と言うことでスイーツも食った。そしたら腹一杯になってもう死にそう。でもおいしかったから幸せ。と言うことで、どうしようか、そうだ、腹ごなしにツーリングに行ったる。と言うことで、ツーリングに行くことにした。
しかし連日の猛暑にどうにもならない非常事態宣言を出さなきゃならないくらいの生命か危険にさらされるくらいな暑さになると連日ニュースで言われているんだけど、それでもライダーはライダーであり続けるので、天気がいいならバイクで走るのだ。宿命なのだ。でも、なるべく涼しいところに行こう。涼しいところってどこだ。いろいろ行ったけど、結論として出たのは標高1000m以上のところが涼しいと言うことで、そこを狙って行こう。標高1000m以上といえば、奥飛騨方面平湯方面だな。よし目的地は決定、当日は朝5時に起きて、ごはん味噌汁とまっちゃん特製オブリビオン風オムレツサラダを食ったら、急いでクソ暑いのにクシタニメッシュレザー上下でビシッと決めて実家新型ガレージから旗艦CB1300SFライアン・ストーン号を引っ張り出す。エンジン一発始動で、ムンムンのクソ暑い熱気うだるような暑さを吹っ飛ばすぜ。行くぜ。まっちゃんに見送られて出発した。ちなみに、なんで平日にツーリングに行けるんだとかツッコミなしね。決して暑くて仕事に行きたくないから「もひもひ、ちょっと体調が悪いのでやすみまふ」と会社に電話してズッコしたわけではないよ。ホントだよ。
まずはガソリンを入れる、いつものコスモ石油に行って給油するのだ。早めに出てきたから、コスモ石油もガラガラなのだ。平日だから通勤時間に重なると混雑するから早めに出てきたのだ。オレってあったまいいー。前回、真夏の酷暑日に豊川稲荷などと言う暴挙に至ってしまったが、そのせいか150キロ走って8リットルも入っちゃたよ。リッター20キロ切っちゃったよ。これはいけません。今後はこのようなことのないように、有識者による第三者委員会を招集して対策を検討しようと思います。あ、どうやら、もう有識者による対策ができたようです。暑さ対策は打ち水と簾と首に濡れタオルだそうです、さすが、素晴らしい、有識者第三者委員会の方々ですね。しかし、これマジで言ってるのかな、ギャグだとしか思えんのだが。
ガソリンが入ったら19号線を多治見方面に向かう。道はガラガラでガンガンかっ飛ばせるぜ。なんせ暑いから走って涼しくしないと日干しになっちまう。調子よく走って内津峠を越えて多治見市に入ったら、いつもの今泉ショートカットルートで、可児市を経由、旧248号線をチョイスするのだ。248号線は可児の工業団地への通勤渋滞になっているから走らないほうがいいのだ。失業時代に走って渋滞にハマってえらい目こいたもんね。
可児市から川辺町を経由して41号線に合流する。ここまできてもムンムンな暑さは変わらず、まるで暑い空気の層の中をかき分けて走っているようだな。しかし、メッシュのおかげで走っている間はとりあえず暑さを抑制できているので、このまま止まらずにどんどん走っていくぞ。最初の休憩ポイント、道の駅七宗は通過し、どんどん北上、そろそろ通勤時間帯だが、すでに山岳地帯に突入しているから全く影響なしだぜ。しかし、勤務時間になってる中距離トラックが目立ってきて、そのトラックが、今時の社会情勢を反映しておりコンプライアンス尊守なんで、要するに制限速度をしっかり守ってるんだよ。かつてはセブンイレブンとかヤマザキパンのトラックくらいだったのに、最近じゃ一部の長距離のでかいトラックやダンプくらいだよ、無謀運転しやがるのはさ。で、ちょっとタラタラ走りで進むのであった。
そんなトラックのほか、目立ったのが観光バスですよ。なんか多いんだよ。このクソ暑いのに、みんな観光バスで日帰り旅行を楽しんでるようで、その時間帯に重なっちゃったのか、観光バスも我が道を行くペースなんで、どうにも距離を稼げんのであった。しかし、信号待ちで先頭に出たり、登坂車線を有効活用して、先頭に立つと、一気に加速したった。HONDAインラインフォアの覚醒だぜ。誰にもオレを止められないぜーっ、なんて行って走ってるとジョーのやつの餌食になるとも限らんので、ほどほどで走って、なんだかんだで道の駅渚まできた。
そこでちょっとトイレ休憩した。ここまで来たら、ようやく涼しくなってきたよ。恒例の電光掲示板温度表示が27度です。エアコンの設定温度だよ。いやーやっぱり山は涼しくていいね。平日なんで車の数は少ない。バイクが一台だけ止まってた。暑いからやってらんねーと言って会社を休んでまった口なんだろうか。ここでこの涼しさなら平湯はもっと涼しいぞ。期待できると思いつつ、道の駅を出て平湯方面に向かった。
久しぶりの美女街道に入って、いつもの撮影ポイントにバイクを止めて写真をとった。山の上の方に白い雲がかかってた。もくもくの雲が真夏を感じさせるなあ。いい光景だね。そこを出たら、恐怖の宮峠回避ルートでもある飛騨故郷トンネルをくぐり抜けて、極寒の飛騨故郷トンネルをくぐり抜けて、久しぶりの飛騨丹生川突入、どんどん涼しくなるのでどんどん気持ち良く走って、このまま一気に平湯峠越えだぜ、と張り切っていたがはたと気がついて、そういえば、平湯トンネルは日本有数の漏水トンネルだったよなー漏水でバイク汚れるのはいやだなあーどうしようか、トンネル前で引き返そうか、などと思っていたら、いきなり道路工事にブチ当たって、片側交互通行の白旗パタパタされて進んだら、目の前を流れるのはアスファルトカッターが猛烈に激動中で泥水ガバガバ吐き出して道路を横切る皮となっていたのであった。げろげろーー気がついた時には、CB1300SFは泥水に突っ込んでおりました。オレ様の美しいCBにドロがああーーークッソーもうこうなったら怖いもんないぜ。平湯トンネルの漏水なんぞ目じゃないぜ。行くぜ誰にもオレを止められないぜー。威勢良くトンネルに突っ込んで極寒のトンネル内、漏水はあんまり無かったようだな。これだけ猛暑雨降らない日々が続いてるから当然だわな。
平湯峠を越えて、平湯のドライブインにやってきた。ここも久しぶりだな。温泉に入らなくなってから全然来なくなっちゃったもんね。バイクを駐車場に止めて、建物に入った。久しぶりだけどあんまり変わっていなかった。っていうか、全然変わっていなかった。レストランはモーニング500円だった。たっけーな。標高が高いから仕方がないか。バスターミナルには乗鞍の登山客がうじゃうじゃいたよ。平日なのに、みんな暑いからズッコ休みして来てるのか? 日本人は勤勉というか、最近はそうでもないんだな。いいことじゃないか。仕事なんかほどほどにして遊ばなきゃダメだよ。
実に涼しいので、もうここの住みたいくらいだったんだけど、そんなワケにもいかんので、高山に行かなならんのですよ。実は以前から気になってたお店に行きたいのである。人気店なんで、土日は無理なんで、今日みたいな平日に行くしかないのでこのチャンスを逃すワケにはいかないのである。後ろ髪を引かれながらも、涼しく快適な平湯を後にして、来た道を戻って国道158号線で高山自害に戻った。
ちょっとなんですかこの暑さ。死ぬんですかど。ムッサムサじゃないですか。高山ってもっと涼しい所かと思ってたのに、暑い暑い暑いぞ。まあ、盆地だから当然なんだけどさ。文句を言っても始まらんので、前に進むしかないので、いつもの空町駐車場にバイクを止めた。先客ハーレー3台だけだった。平日だからバイクはいないかと思ったが、このハーレー3台も以下略。
目的地に直行する。これまで何ども店の前まできて、行列に負けて、予約でいっぱいですの張り紙に負けて、あきらめ続けた日々にさらばだぜ。回転10分前にも関わらず、行列も予約でいっぱいですの張り紙もなく、ひょっとしたらうまくいくんじゃね? 店に入れるんじゃね? と思いつつ、店の前で待っていたら、向かいの店からマスターが現れた「予約はあります?」「ないです」「ちょっと待って」店に入ってしばらくして出てきた「カウンターでもいいですか?」「全然問題ないっすよ」「じゃあ開店は11時ですのでそれまで待っててください」買ったー! 違う勝ったー! オレは買った! 買ったんだ! 何買ったんだよ違うだろ、勝った勝ったんだ! 長い間、苦汁を飲まされていたが、今日でそんな日々ともおさらばだぜ。ガッハッハ、最後に笑うのはこの私だ。
むふふと勝利の美酒に酔いしれつつ待っていたら、開店時間になったので中に案内された。狭くて国際色豊かで雑線としててとてもいい感じのお店だった。店内は撮影禁止で、自分の注文した品物のみ撮影可だそうです。厳しいねえ。テーブル席は予約席の札がついてるのばかりだった。人気店なんだね。メニューを見て、おそらく一番メイン主力と思えるのを注文をして待つ。その間に予約客が次から次へと入ってきて、あっという間にほぼ満席、でも噂では外国人が多いと言ってたけど、外国人なんかいなかった。日本人ばっかりだった(と思う)
注文した品が届いた。小さい皿にポツンとハンバーガー。あーちょっとミスったか。こういうのがくるのか。もうちょっと豪華絢爛がくるかと思ったんだけど、意外にもシンプルだった。注文した品物がいかんかったのかな。まあいいや、それより味だ。ボリュームがあるので、ちょっと潰して食った。普通にうまかったです。ハンバーガーはバンズとハンバーグのバランスが大事なんですが、それがすごくよかった、バンズ自体もハンバーグ自体もとてもおいしかった。人気になるはずですね。テレビで紹介されてから話題のハンバーガーだったんで、一回は食っておきたかっただけなんですけど、これで満足です。ありがとうございました。にわか客でごめんなさい。
食って店を出たら猛暑酷暑であった。高山でもう一軒寄って行くつもりだったんだけど、どこだったか忘れたし、それにしてもこの暑さで高山を歩いたら死ぬのでもう帰ることにした。しかし、暑さ対策を考えないと、このメッシュレザー上下で観光歩きできないから困ったな。これは有識者による第三者委員会を以下略
バイクに戻って高山を後にした。クソ暑くて死にそうだ。帰り道の41号線は工事の連続で片側交互通行ばかりで、猛暑酷暑の中、ストップゴーを繰り返す羽目になって、マジで干からびそうだったよ。朝は時間が早かったから工事をやってなかっただけで、実際はこんなに工事をしてるんだね。暑いのにお疲れ様です、工事をしている方々はくれぐれも熱中症にならないように気をつけてください。
一生懸命走って帰ってきた。なんかよりによって一番暑い時間帯に帰ってきたな。
本日の出費
ハンバーガーセット 1260円
セブンイレブンゆずれもん 100円
本日のCB1300SFの走行距離 360キロ
累計のCB1300SFの走行距離 21000キロ
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