right here,right now 東北ツーリング #3

今日は4時に起きたんだけど、なんかコーフン冷めないからかあんまり寝れんかったような気もしたんだけど、でも目覚めパッチリなんでいいか。朝飯がわりのサンドイッチを食ったら、顔を洗って着替えて荷物をまとめて、速攻でチェックアウトした。バイクを傾斜地から引っ張り出してホテルの前の平地で荷物を積み込んだら出撃だぜ。一応、月曜日なんで仕事の人もいると思って通勤混雑回避のために早朝に街中脱出するのさ。オレって用意周到なのさ。
来た道を戻って国道4号線に出ようとしたら、国道4号に戻ったはいいが、なんか見覚えがあるなあと思ったら、どんどん角館の方に戻ってるじゃないか。ヤバイ間違えた。慌ててUターンして、新庄方面に向けて国道4号線を走って行く。朝ごはんを食べるのに、昨日、すき家だったから今日は吉野家か、それともジョイフルとかガストか、と思ってたら吉野家があったので入った。なんか見覚えがあると思ったら、去年もここで朝ごはん食ってた。早朝ガラガラ、ワンオペの店内。朝定食一番安い350円のハムエッグ定食を注文して待つ。できた。食ってたら、若い娘2人組がやってきて、時代は変わったもんで、最近の若い娘は吉野家おしゃっれーなんだろうかなあ。しかも、なんかややこしい注文して、朝っぱらから牛丼だよ、牛丼になんかとなんかつけてどーのこーの言ってるよ。こっちはおとなしくハムエッグ定食なのに若い娘が牛丼か、負けてられん、オレも牛丼を注文しようかと思ったけど、ハムエッグ定食を食ったら、どんどん客が入ってきて、忙しくなる前に勘定を済ませて店を出た。
腹も膨れたので、国道4号線を快調に走って行く。盛岡市内でガソリンを入れておかないと、入れ損なうといかんので入れた。そして再び国道4号線を走って行く。順調に走って行くと、岩手県の象徴、岩手県の肝っ玉、岩手県の要、岩手山がその雄大な姿を現した。凄いぞ。まさに威風堂々の山の姿にカンドーして、道の駅で止まって写真を撮った。そしたら、そこの道の駅にやたらとミニバンがいっぱい止まってて、窓のタオルとかなんか色々干してあって、トイレに行ったら、家族連れがみんなで揃って歯を磨き顔を洗ってたんだけど、これがいわゆる、アレか、道の駅の車中泊族ってヤツか? 車で寝るのは自由だけどさ、道の駅の施設を自分ちの洗面所と勘違いしてもらっちゃ困るな。我がもの顔で使ってさ。ちっとは遠慮しながら使え。どこの連中だと思ってナンバーを見てやったら、ウチの地元でした。すいません、岩手県民の皆さん、私が代わってお詫びします。なんせ、ケチな県民なんで。

道の駅を出たら、天気も良くなってきたし、八幡平アスピーテラインに行って見ることにした。道がよくわからんけど、とりあえず、八幡平方面に向かって行くと、迷うことなく、八幡平アスピーテラインに突入できた。何年振りのアスピーテラインだろう。初めて走ったのは1989年だよ。あの時記念撮影した看板はもうなくなっちゃったるかなあ。もう一回そこで記念撮影したいなあ。などと思いつつ、順調に標高を上げて行くと、電光掲示板温度表示が19度を示していた。マジかよ。デラ寒いじゃん。こんな状態で、山頂まで行ったら死ぬな。途中の休憩所でバイクを止め、よもやこの猛暑日が続く今回のツーリングで使うことになるとは思わなかったクシタニのウインドブレイカーを着用した。これが一枚あるだけでメッシュが抜けなくてそこそこ寒くなくなる。走り出したらバッチリなんで、快調に走って、どんどん走って、峠に到着した。もう素晴らしいの人このの眺めで壮観な光景でまさしく紆余曲折温故知新他山の石なのであった。今日は実にラッキーだな。八幡平の晴れなんて珍しいからな。よし、この調子で行くぞ。

峠を越えたら下山コースに入って、今度はどんどん標高を下げて行く。そして、終点まで来ちゃったよ。やっぱり、初めて来た時の記念撮影した看板は見当たらなかった残念。まいいや。続いて、次の目的地、八戸に向かう。やはり、昼飯は八戸の八食センターで食いたい。こうなっったらどうしても食いたい。ということで、わざわざ大回りになるのだが、八戸に向けて走り出す。天気がいいからなんでも許せちゃうよ。ちょっとくらい前の車がチンタラ走ってても問題ないよ。のんびり行こうぜ。国道104号線を走って行くと、おのずと八戸に至るはずだったのだが、だからよゆーかましていたのだが、がしかし、三戸あたりで道がわからんくなった。国道104号線がなくなっちゃった。いや、なくなるわけないだろ、どう考えても道を間違えたのだ。クソ困った。よゆーかましてたもんで時間がない。昼飯前につかないと大混雑するからヤバイ。急げ。ツーリングマップルでルートを確認するが、なんか全然わからんぞ。いまどこなのわたしはだれなの。やっぱり10年前のツーリングマップルじゃダメだったか。クソ万策尽きたもはやこれまで無念、と思いつつハッと気がついた。何だよ、文明の利器があったじゃん。スマホだよスマホ。iPhoneだよ。早速カーナビを起動させて、ルート検索したら、前が開けた道が見えた。よし行くぞ。それから順調に進んで、去年ここ走ったな、というところまで来たもんでもうダイジョーブ、無事到着した。昨年以上に混んでた。やっぱり昼時だからな。バイクを駐車場に停めたら、速攻でホタテ丼の店に行く。まだ混んでなかったのですぐに着席、注文を取りに来た中坊みたいなアルバイトに「ホタテ丼!」と威勢よく注文したら「え、あ、あ、み、ミニホタテ丼ですか?」「はあ? オメー何言ってんだよ? 女子高生でもあるまいし、何がミニだよボケ! でかいのに決まってんだろうが!」なんて言うわけないじゃん「あ、ふつうのです」と答えた。多分、普通のを注文する人はあまりいないんだろうね。お値段がピー(自主規制)だもんね。そしたら速攻でホタテ丼がやって来たので、迷うことなくがんがん食った。うまかった。サイコーですよ。やっぱりホタテはサイコーですよ。食って満足したので、あとはお土産を買って送ってもらった。よし、ここでのミッションコンプリーツだ。これ以上混雑がひどくなる前に脱出しよう。いそいそとバイクに戻ってかんかん照りになってきて、凄い数の駐車場の車の熱気と相まって、まるで灼熱地獄煉獄タワーリングインフェルノ状態だ。急いで脱出して、ちょっと離れたところのコンビニに避難した。そこでちょっと涼んでから、時間を見てこれからどうしようと思って、やっぱり天気がいいから八甲田山に行くことにした。これから今夜のホテルのあるむつ市に行くと、まで時間かなり早いからな。よし、ちょっとタイトなスケジュールになるけど行っちゃえー。

で、国道45号線から国道4号線に国道102号線に進んで八甲田山までやって来た。八甲田山の周遊道路に入ったら、観光客の車がいっぱいで全然ノロノロで、ウネウネ山道のノロノロはビックバイクには酷なんだよ。ある程度勢いがついてないと、ヘアピンなんかコケそうになるんだよ。神経使いながらノロノロ走ってたんだけど、後ろから来たバイクが、痺れを切らして、わずかな直線のチャンスを逃さずブッチぎって行ったんだけど、それなりのテクと度胸しかない変態ライダーには到底不可能なんで、ノロノロ忍耐でついていった。

で、予定より遅れて八甲田山ロープウェイに着いた。時間がギリギリだが、登れるもんなら登りたいな。チェクインがおくれるなら電話すりゃいいしね。麓駅の建物に入って、運行時間表を探したが無いので、チケット売り場に聞いてみた。「すいません、次は何時に出るの? 運行間隔は?時刻表無いの?」「20分です、20分」「え? 20分間隔? で、次は何時?」「20分です、20分」「は? 20分って間隔の話? ああ、時刻の話か、だからえーと」「何言ってんのおっさんアホ?」みたいな感じで、チケット売り場のにーちゃん、なにげにイケメン、今流行りのビューネ君みたいなイケメンで、くっそーこいつ憎たらしいなあ、と思ったんだけど、あくまでさわやかで好青年でムカつくわー。とにかく、20分ではもう遅いし、天気は晴れても、八甲田山の山頂は雲がかかってるので、これでは高い料金を払っても山頂では雲の中なんで、あきらめた。必死こいてここまで来たのに残念だ。でも、まあ、晴れた日にたっぷり走れたからよしとしよう。

では、ここからかっ飛びでむつ市まで走る。距離約110キロだぜ、いいか気合入れろいくぜ! と威勢良く行くほどもなく、天気もいいし、ゆっくり行こうぜ、みたいなよゆーかまして走り出したんだけど、青森市内の混雑を避けるために県道44号を使ったんだけど、それから再び国道4号線、そして279号線下北半島の海岸線を走って行ったんだけど、走っても走ってもむつ市は遠かった。だんだん暗くなって来た頃に、ようやくむつ市街地に到着、実はここのホテル、素泊まりなんだが、周辺に飯屋がないんだよ、飲み屋ばかりなんだよ、故にチェックイン前に飯食ってと思ってたんだが、なんせ途中にも飯屋はなかったもんで、結局、飲まず食わずでホテルにチェックインした。バイクを止めて荷物を降ろして部屋に入ったら、すぐに作戦通り、近くに確認済みのコンビニがあるから、そこへ行って食料調達だ。いや近くでもないんだけどさ、片道1キロ以上あるからさ、でもそれしか選択肢がないから仕方がない。コンビニ弁当と明日のサンドイッチを買っって帰る。そして部屋で食った。うう、何というか出張営業マンみたいだな。これで缶ビールでも飲んでスルメでもかじって会社と上司の愚痴を言ってれば完璧だ。

食ったら風呂入って寝る。


本日の走行距離 410.8km


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