right here,right now 東北ツーリング #4
そして、ついに、目的地の仏ヶ浦に到着した。船お降りたらすでにそこは異界の入り口であった。ここは一体どこなんだ、我々は何かとんでもない別の次元に迷い込んでしまったのではないか。さっきの下北最速船は次元を飛び越え未来の地球にきたのか「ハイハイこっちでーす」と観光船の案内係りの人が旗持って案内してくれた。飯のタネになるなら異界の形相でもなんでもしちゃう日本人オソロシイね。しかし、間近で見るとマジかと言いたくなるくらい異形のものであった。そう、まるでピカソが追求したキュビズム、マチスが生み出したフォービズム、そしてユトリロの行きる道であったホワイティズム、それらをまとめてダリが彫刻にしたような世界であった。一体なぜこんなことになってしまったのか、この世界の誕生の秘密は永遠の謎になるのだろうか。「えー、150万年前に海底火山が爆発し、溶岩が海の水に揉まれてこうなりました」あ、そうなの、もうわかってんだ。「出航まで自由に見学してください」ということで、案内が一通り終わったらあとは自由時間だったのであちこち写真を撮るのであった。撮るのにも命かげだけどな。足場が悪いもんで転びそう。昨日も転んで海に浸かった人がいるらしい。スマホもデジカメもパーだそうです。そうならないように慎重に撮影して、時間になったので船に戻った。帰りもワープスピードで死にそうな速さだった。絶対に行きより速いな。あっという間に港に戻ってきた。
実に興味深い経験をさせて頂いた。あれは本当に地球だったのだろうか。謎は深まるばかりだ。とりあえず、腹減った、なんか食おう。アルサスの2階にメシ屋があるのでそこで食うことにして、行ったら11時からだと言うのでそれまで待った。で、11時になったら開店したので、有名らしいラーメン屋に入った。そこででかい看板が出てる味噌ラーメンを食った。うまかったよ。食ったらミッションコンプリーツ。青森に戻るぞ。
青森市まで来たら、アスパムに向かう。アスパムに用はないが、ねぶたの家を見に行きたいんだよ。昨年見逃したからな。あのシュールな建物がねぶたとは思わんかったもんで、訳の分からん自己満足の近代芸術の博物館かと思ったもんで見もしなかったよ。それが、実はねぶたの家が良いらしいそうじゃないか。見ないかんでしょ。アスパムの駐輪場にバイクを止めてねぶたの家まで歩いた、結構距離があるな。仕方がない。いそいそと歩いて、ようやく到着したら、チケット売り場が2階だというので、階段を上って2階でチケット購入、いよいよ、館内に入ったら、入り口付近はどうってことないねぶたの歴史のお勉強資料だったが、奥の中に入ったらこれでもかーっというくらいの豪華絢爛なねぶたが所狭しと並べられて、これまた荘厳な眺めで、それだけではないのであった。なんと、実際のねぶた祭の再現をしているのであった。巨大なねぶたに巨大な和太鼓が並び、大音量の和太鼓が鳴り響き、みながワッショイワッショイなのであった。まさしく、かそうげんじつになかでねぶた祭なのであった。もうね、これは盛り上がりっぱなしで、ワッショワッショと踊り暴れまくって、気がついたら、郵便局の切手シート買っていた。なんでか知らんが、まあ盛り上がったしすごかったからよしとしよう。
本日の走行距離 240.9km
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