right here,right now 東北ツーリング #5


朝5時過ぎに起きた。今日はちょっと遅く起きたんだけど、なぜかというとここのホテルは朝食付きなので、どうせ早く起きても早く出発できないからなのだ。しかも、外は雨なので、慌てても仕方がないので、ゆっくり荷物整理して、朝食の時間になったらフロント横の食事スペースに行った。時間よりちょっと早く行っちゃったんだけど、朝食サービスはもう始まってた。青森名物の青森とろろ、なんとか漬、ホタテ味噌なんとか、色々あったんでとりあえず全部載せて、席についてからご飯と味噌汁と持ってきて、サラダもあったんでもらって、そして食った。そしたらとろろがすごくおいしい、なんとか漬がすごくおいしい、そこで全部食ってから、なんとか漬ととろろをお代わりしたら腹パンパンになっちまったよ。やばい食い過ぎた。あれほど食い過ぎには注意しろと言ったのに。愚か者であった。でもおいしかったから満足だ。部屋に戻って、外を見たら、丁度雨がやんで路面が乾き始めていたので、今がチャンスだ、チェックアウトしよう。荷物を持ってフロントでチェックアウトして、エコサービスにリンゴ飴もらった。
ホテルを出たら、バイクのある立体駐車場まで荷物を担いでヒーヒーへーへーと歩いて行った。バイクを取ってくることも考えたけど、それまで荷物を置いておくところもないので、この方法にしたんだけど、やっぱりしんどいな。バイクのある2階まであるいて、死にそうな感じでようやくバイクのところまで来た。で、積載した。積載したら出発だ。
まずは隣のコスモ石油でガソリンを満タンにして、国道7号線で弘前市方面に走って行く。天気は実に中途半端な雨が降りそうで降らない晴れそうで晴れない、優柔不断な空模様だった。とりあえず、国道7号を走って、津軽半島への分岐点まで来た。そこでコンビニに入ってどうするか考えた。で、雨雲レーダー予測によると、津軽半島を含む青森が雨になってたので、津軽半島行きは却下となった。そもそも、津軽半島は思い残すことといえば階段国道くらいなもんで、その階段国道も、おそらくわざわざ見に行っても、階段に国道の表示がしてあるだけのことだろうと思うので、こんな状況で無理に行く気にもならなかったので却下した。
そこで国道7号線を南下して、五所川原手前で再び選択に迫られた。国道101号線に乗り換えて、日本海側海岸沿いの道を走るルートを進むか、このまま7号線で内陸部を進むか、昨年は海岸沿いの道へ進んで大雨に見舞われたんだよな。五所川原って地名が妙に印象に残ってるんだよね。今回もそうならないとも限らないので、どうするか、再びコンビニに入って考えた。で、なんとかなりそうだと思うので、海岸線を走ってみようという結論になった。よし、行き先も決まったし、行くぜ! と気合を入れてたら、エグザイルにいそうなキレイな彼女を連れたにーちゃんが「スーフォアかっちょええっスねー」と声をかけて来た「自分もスーフォアの400からバイク乗り始めたんっスけど、やっぱかっこええっスねー」「あ、どうも」「今、自分、ゼファー乗ってるんスよー」「ああ、いいバイクですね」「毎日磨いてるんっスよー」などと会話が弾んだのだけど、後半、にーちゃんはコーフンして地元の言葉になって何言ってるのかわからんくなってきたのでテキトーに相槌入れてた。
コンビニを出て、国道101号線で海岸線を目指す。なんだかよくわからない天気のまま、特に渋滞などもなく順調に走って、こっち方面は下北みたいにバイクが走ってないので、ちょっと寂しいなと思いながらも走ってたら、千畳敷に着いた。まあそれなりに見事だが、仏ヶ浦を見たあとではなんともなあ。再び走り出したら、いよいよ降ってきた。仕方がないのでバイクを止めてカッパ着用、クソ暑い。やばいくらいクソ暑い。走り出したら少しは涼しくなるかと思ったら全然ならない。全域にわたって蒸れ蒸れな超高濃度な湿気、こりゃ降ってくるなあ。間違いなく今回は本降りが来る、と思ったのに、結局、ちょっと降っただけでやんでしまったので、暑くてたまらないので、道路脇の休憩用駐車場でバイクを止めていったん脱いだ。そして、肝心の五能線の轟木駅の場所を確認したら、もうちょっと先なので行ってみた。
国道脇に看板が出ていたのですぐわかった。駅前までバイクを入れようとしたけど、苦手な斜面に砂利が浮いてたのでやめて、道路脇に止めて建物だけ見学した。有名な秘境駅だが、なかなか来ることができず、ようやくこれたんで感慨無量だった。来てみれば、普通に辺鄙なところにあるどうってことない駅なんだけどね。いろいろ壁に落書きがあって、旅の途中で記したものらしいのもたくさんあって、それとは別に旅ノートみたいなのが置いてあったんだけど、なんか青春してる感じだなあ。まだこういうことやってる旅人がいたんだなあ。昭和に終わったと思ったんだが、いいんじゃないですか。オッサンが書くと痛いからそのままにして置いた。列車が来るタイミングではないので、時刻表を見らたまだまだ先というか、行ったばっかりじゃん、残念。バイクに戻って出発した。
海岸線国道101号をさらに秋田に向けて南下すると、再び雨が降り始めた。今度は本降りだった。遂に本降りが来ちまったか。休憩用駐車場にバイクを止めて、フル装備のカッパ着用、クソ暑いが仕方がない。我慢して走り出す。普通は雨粒が当たって温度が下がるんだが、なんか本降りだけど本降りじゃないみたいな感じで、ちっとも温度が下がらず、蒸れ群れで死にそうになりながら走って行ったら、突然、雨が止んで、道路も乾いて、全然雨なんか知りませんよ地域に入った。なんという事だ。局地的なゲリラ豪雨だったんだな。いや、ゲリラ豪雨なんていう雨じゃなくて普通に雨だったけど。道の駅に入って蒸れ群れのカッパを脱いだ。そして、雨雲レーダー予測を見たら、能代付近はまだ雨が降りそうなんで、秋田市まで行っちゃったほうがいいみたいだな。秋田市の天気予報は大雨だったんだけど、雨雲レーダー予測では全く雨が降る様子がないんで、秋田市まで行くことにした。津軽半島を端折ってるんでかなり時間が短縮されてるから、ホテルに早く着いちゃうな。でも天気が悪いからまあいいや。
などと思いつつ走って行ったら、秋田市に入ったと同時くらいに晴れてきた。青空白い雲照日差し、どうなってんだよ。天気予報大嘘つきじゃん。こんなことなら男鹿半島寒風山でも行っておけばよかったかな。しかし、寒風山は昨年しっかり見たんで、それほど行きたくもなかったからまあいいや。それ以外になんかおもしろいもんないかな。そしたら北緯40度線のでかい看板が現れた。おお。おもしろいもんがあるじゃん! バイクを止めて記念撮影に時間をかけてたんで、駐車帯に止めてた休憩中のトラックの運ちゃんが「なんだアレ」と怪訝に思ってたかもしれんな。
写真も撮ったので出発。そこからはカンカン照りの夏の青空の下、秋田駅前の今日のホテルまで順調にたどり着いて、チェックインした。バイクは無料で駐車場の隅に置かせてもらえた。部屋に入って荷物を整理して、早速、晩飯に稲庭うどんを食いに行った。昨年と同じ西武百貨店の中の稲庭うどんの店、昨年と同じ、きりたんぽ鍋と冷やしうどんのセットを注文した。どう見ても仕事一筋で婚期を逃した、今日も仕事で秋田まで来て取引を決めて来ました、やったわ私やったわと勝ち誇って稲庭うどん食ってるように見える美人が向かい側の席に座ってた。隣の席にも同じような美人が座って、メニューを選んでた。さすが秋田美人が多いな。料理がやって来たぞ。昨年お同じ料理だが、今回は店のおねーちゃんが冷やしの汁でも、きりたんぽ鍋の汁でもお召し上がりいただけますよ、二つの味をお楽しみください、と教えてくれたので、そうかそのてがあったか、と食ったらうまかったので瞬く間に平らげてしまった。なんで昨年の人は教えてくれなかっったんだ。食ったら満足して店を出る。途中でコンビニに寄って明日のサンドイッチを買ってホテルに戻った。
戻って、今日のホテルは温泉があるので手ぬぐいを持って最上階に行ったら、温泉大浴場がありまして、久しぶりだなあこの感覚、以前は毎週でも行ってたんだがな。脱衣所にロッカー、広い風呂場湯けむりカッコーン、やっぱり大浴場はいいね! 体を洗って湯に浸かる。疲れが吹っ飛ぶぜ。足を伸ばして入れるのは大浴場ならでわだね。でもちょっと湯温が高いので長湯できなかった。でも久しぶりの温泉はサイコーだった。
あとは部屋に戻って寝た。


本日の走行距離 232km


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