Naturally 北海道ツーリング #5
紋別の道の駅でちょっとだけ休憩して、セイコーマートの軟水を飲んだ。そして再び走り出す。ガンガン行く。どんどん行く。天気はやはりだんだん雲が多くなってきたが、まだまだ雨が降る様子はない。大丈夫だぜ行けるぜ。しかし、道の脇に八割れの猫がいたので止まった。高速移動中のバイクを止める猫の力恐るべし。
そろそろ通常の時間帯になって、反対車線のバイクもたくさん走ってきた。しかし、皆さん立派なバイクに乗ってらっしゃるね。ツアラー系のバイクがとても多くて感心しました。BMWが特に多くて、次にゴールドウィング、しかも新型の方だよ。そしてハーレーのツアー系、もうね、ウジャウジャ走ってるよ。どれもこれも300万以上する代物なのに、これが日本型格差社会というやつだな。昔は北海道ツーリングなんて、カブとかセローみたいなオフロードバイクとか、400クラスで走ってることが多かったのに、そんなんほんと見なくなったよ。オフロードバイクでよく見るのはでかいアドベンチャーモデルだね。お前、それで絶対林道を走らないだろっていう感じのライダーが乗ってる。まあ、わかるよ気持ちは、憧れてた時期はあったからな。
宗谷岬の碑も撮影したので、いよいよ最北端でガソリン満タンだ。最北端のガソリンスタンドに行って、レギュラー満タンにしてもらう。そして記念の最北端給油証明をもらった。このために途中で給油せず来たのだ。本当はホテルに入る前に満タンにするのは嫌だけど、だって、ホテルでどんなところに止めろと言われるかわからないからな。重くて取り回しが大変な状態にしてホテルに行く気にはなれんのだが、今回は仕方がない。できることならホテルの駐車が楽なところだといいな。
そして、宗谷岬に戻ったくらいで雨が降り始めた。丁度お昼ちょっと過ぎたくらいで、時間別天気予報は12時から雨になってたので、ほぼほぼ正確なわけで、くそ、マジで降って来やがった。もうちょっと持ってくれたもいいのに。せめてホテルに入ってから降ってこいよ気が利かねーな。と文句を言っても始まらないので、諦めて雨天走行装備に設定変更、こうなるともうホテルに行くしかないので、今夜の宿稚内グランドホテルの位置とルートをスマホで確認し、宗谷岬を後にした。さらばだ。今度いつ来るかわかんないけどまた来たいです。
で、ママさんらしき女の人が、時間前だけど注文取りに来た。何がいいか分からなかったので、一番最初のメニューを頼んだ。ポークソテーとライス。開店時間までまだあるので待たされるなあと思ってたら、もう作ってくれたよ。なんという素晴らしい顧客サービスの充実度。だが持ってきた料理、さらに盛られたのが、巨大な肉の塊。なんですかこのとりわけサイズ。これってあれでしょ、ここから切ってみんなで分けて食うパーティーピーポーのメニューでしょ? まさか一人分? 長さ177メートル幅64メートル高さ49メートル重量650トンくらいの肉の塊です。皿に盛られたライスも、普通のライスって皿にへばりついてるような盛り方でしょ? このライスは皿に山盛りだった。文字通り、更に山盛りだった。上手いこと決まったな。
いやーボリュームがあるとは聞いてたけど、これはもう桁違いです。臆することはないぞ、食うぞ。ナイフを入れると肉は簡単に切れる柔らかくジューシーで、口に入れたらもうめちゃくちゃうまい。うまいうまいうまい。うまいなんてもんじゃないよ。この巨大な肉の塊が中までしっかり火が通り熱々でしかも柔らかい。どうなってんだ。うまいのでガツガツ食う。どんどん食う。しかし、半分ぐらい食って苦しくなってきた。いかん調子こいてライスもガンガン食ってた。なんせ肉は650トンだからな。これは厳しいと判断して、ライスを諦めて肉だけに集中した。このような格闘を繰り広げていたら、開店時間になったみたいで、次から次へお客さんが入って来た。で、聞いてたらみんな注文は小ライスなんだよ。うー、見込みが甘かった。なめてました。激闘の末、なんとか肉の塊を撃破したが、ライスは落城できなかった。会計の時にママさんに残しちゃいましたごめんなさいと謝ったら、小ライスのこと言ってなかったわねえ、と言われました。今度は小ライスにしてね、とも言われました。次くるのがいつになるかわかりませんが、覚えていたらそうします。しかし、出されたものは全て食べよのお館様のご尊言が守れなかったので、もはや私はテラ飯倶楽部失格です。そんな私がもう一度この門をくぐって良いのでしょうか。次はみんなが注文してるハンバーグに小ライスにしていいですか?
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